福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。
いよいよ、わたしの住んでいる福岡にも非常事態宣言が出ました。
分かってはいても、百貨店やお店が臨時休業したり、いつもと違う光景になると、やはり心細くもなりますよね。
急に不安になったり、なんだかイライラしたり、そんな心境にもなりますよね。
だから、一刻も早く、雛形やこれから先の見通しを国が、県が、地方が決めてくれると安心できるのなぁ、なんて思う方もいるかもしれませんね。
仕事はどうなるの?
補償はどうなるの?
生活はどうなるの?
経済はどうなるの?
未来はどうなるの?
その不安に、安心が欲しくなるんですね。
今日はそんな不安が拭えない心理、
「決めてほしい!!!」というテーマで書いていきます。
今は、本当に世界的に先が見えないような状況ですよね。
良くなっていく状況を願いつつも、日々目にしたり耳にするのは不安な情報や状況の方が多かったりもします。
これから先の自分の
仕事、
補償、
生活、
未来、
一体どうなってしまうんだろう???
宣言が出ても、線引きはどこまでなのか分からないし、はっきりしないことだらけ。。。
だからこそ、早く
こうします!
この方針で行きます!
こうしてください!
これをしてください!
こう動いてください!
そうやって国が、誰かが、決めてくれたらいいのに。。。
さて。。。
では決めてくれたら安心でしょうか???
決まったら決まったで、また不安になったり、不満がたまったりということはないでしょうか???
<本当の問題は何か?>
この早く決めてほしい心理、これは共依存の問題が潜んでいます。
決めてくれないと不安。
つまり自分で決めるのが怖いんです。
誰かの指示や意見に従っている方がラクなんです。
誰かが決めてくれたら、自分には何も責任がかかってこないので、決まったことに対して従ったり、不満やグチを言うことはできるんです。
でも。。。
自分はどう思うかなんて分からないから、誰かに決めてほしい。
それって、自分という人間を放棄して、誰かに沿って従って、誰かのために生きているんです。
そう、誰かとは大切な人。
親であることが多いです。
自分を押し殺して、誰か大切な人を生かしているとなると、まるで犠牲者のようでもありますが、実はお互いに支配し合って、安心を得ているから止められないんです。
加害者、被害者ではなく、お互いに利益のある関係だから離れられないんです。
それが共依存の怖いところですね。
決めてくれたら、
方針を出してくれたら、
それに従うから
代わりに安心をちょうだい。
そうやって、どんどん自分が分からなくなってしまいます。
<このままだとどうなるか>
このままだと、どんな事をするにも
決めてくれて
指示してくれて
答えをくれて
先の道を見せてくれないと不安になりますよね。
自分で考えたり、
調べたり、
聞いたり、
見たり、
感じることをしなくなってしまいます。
そうしていることが、安心になってしまうんです。
自分という人間を、自分が消してしまう。
これをあなたは望むでしょうか?
<解決に向けて>
今、このような時だからこそ
あなたはどう感じていますか?
あなたはどう考えていますか?
あなたはどう行動しますか?
というところに意識を向けていく時だと思います。
自分はどうしたいのかを自分に聞いても、全く分からない時、それは共依存の問題の根っこを見ていくと解決に向かっていきますよ。
まだまだ先は見えてこないコロナ情勢です。
だからこそ、わたし達ひとりひとりが
どう感じ
どう考え
どう行動するか
を持ち寄りたいですよね。
誰かが決めてくれたことに従うことと、
自分が納得して行動することとは、
見た目は同じように見えても、心の景色は全く違うと思います。
家に居る時間も増える時です。
自分に目を向ける時間も、大切にしていきたいですね。
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