福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。
外出自粛や在宅ワークが定着してしましたね。
家で過ごす時間が、増えた方は格段に多くなったでしょうね。
そんな時のマンション等での子どもの遊んでいる時の声、気になりますよね。
子育て中のお母さんは、周りに迷惑をかけていないかが気になりますし、
在宅ワークの方にとっては仕事の集中の妨げになって気になったり。。。
これって、
どちらが正しい、
どちらが困っている、
そのような問題ではないですよね。
どちらも起こっている日常生活です。
今日はそんな、
「子どもの騒ぎ声が気になる!!!」というテーマで書いていきます。
先日も、
子ども達もストレスがたまるからたまにはと思い外で遊ばせたものの、遊びに夢中になると子ども達の声が大きくなり、近所の在宅ワークの方からの苦情がきた、という問題が取り上げられていました。
この時は確か専門家という方が、
「お仕事大変ですね。
そんな中騒がしくしてすいません。
でも子ども達もストレスがたまってて。。。」
と相手の方に対して心情を汲み取って、自分の事情を説明するといいですよ、的なアドバイスをお母さんに送られていたように思います。
わたしは、これで一瞬はお互いに相手の事情を飲み込めたとしても、対処法だけでは解決しないだろうなぁと思ったんです。
<本当のは何か?>
ここに潜んでいるのは自己肯定感の問題です。
自分は愛されない!
その無価値感を感じないように必死に守っているんです。
子どもは幼児期と呼ばれる2〜3歳の時期に、自分にとって心地よいものには快を、心地よくないものには不快を出すことを覚えます。
親と過ごす家庭の場では許されてきたことが、社会の場では許されないことを知るんです。
それがしつけというものの始まりになります。
今まで世界は何でも自分の思うようになってきた子どもが、親から離れて社会に入ることで制限や限界を知ります。
その時に、それまでの1〜2歳の段階で
預ける心地よさ
部分的な取り入れと取り出し
ができていると、
その制限や限界から来る葛藤を、社会の一部分として捉えることができます。
反対に、
自分にとって
心地よいものを拒絶されたり
心地悪いものを強要されたり
という経験をすると、
全てを受け入れるか
全てを拒否するか
という極端な選択になりがちになります。
この段階での母親との関係が条件つきの愛情だと、
子どもはいつも
自分を分かってほしい
自分の要求は聞いてもらえない
自分の欲求は持ってはいけない
という思いを抱えてしまうことになるんです。
自分を
受け入れてもらうために
認めてもらうために
本当の自分を隠し
ガマンして
騒がず静かに
親の要求を受け入れて
成長していきます。
これって
自分は本当は愛されない人間なんだ、という自己否定から自分を必死に守っているんです。
<このまま続くとどうなるか?>
この怖さを自分の中にずっと隠し持っていると、自己肯定感は育まれません。
我が子が騒いで、大きな声を出した途端に周りや近所の目が気になってしまいます。
静かにさせるために、子どもの好きなようにさせてその場を凌ぎ、お母さんのストレスは溜まっていきます。
仕事をしていて近所の子どもの遊び声や泣き声がすると、自分は思うように要求を出せなかった思いから
「静かにさせろ!」
「うるさい!!!」
と子どもが感情を抑えるまでイライラとしてしまいます。
だから、お互いに自分のことに精一杯で相手の立場に共感することなんてできないんです。
また繰り返し同じように
イライラして
ガマンして
誰かのせいにしながら
ずっと過ごしていくことになります。
できないのに言葉だけで対処しようとしても、それには限界があります。
<解決に向けて>
あなたがどちらの立場であったとしても、子どもの自由に欲求を出す姿を見て反応しているのは自分なんだとまず気がつくことから問題解決の第一歩となります。
あなたは、
自分の欲求を感じ
自分の欲求を出し
自主的に動く
ということに失敗を感じてしまったんです。
自分の意欲を育てることができなかったんです。
失敗した時は、自分からも周りからも、支えが必要なんです。
そうすると、学びに結びつきます。
もし、子どもに対して
言ってもどうせ分からない
イヤは自分を否定されている
と感じるから、
母親が何とかしろよ!!!と
思われている
思っている
と感じるなら、
まずはあなた自身の
自分はどうしてほしかったのか???
を自分に対して丁寧に聞くことから始めていくといいですよ。
子どもや社会に対して、ずっと
自分を分かって!!!!
と叫び続けるのでなく、
自分や周りに頼ることができ、助けてもらい、
それを自信にすることで子どもが段々と自立していくように、自分の躓きや傷に気がついたら、まずはそこに戻ってその時に必要としていたものを自分が与えてあげたいですね。
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