怖いと人はどうなるか???

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

わたしは保育士でもあります。

なので子どもの発達段階には、常日頃から多く触れる機会があるのであります。

子どもって、自分の感情を素直に表現しますよね。

でも、まだその感情を相手に的確に分かるように表現することは難しいですよね。

感じたものを表現するにも段階があります。

最近は今までと生活が変わり、ストレスや不安も溜まります。

どうなるか分からないって、怖いですよね。

さて、今日はその怖さと子どもの発達を踏まえながら

「人は怖いとどうなるか???」と言うテーマで書いていきます。

 

はーい、みんなー!

えほんの時間ですよー。

(違います。。。)

〝オオカミと7匹の子ヤギ〟

という物語がありますよね。

お母さんヤギが出かけて留守番中の子ヤギに、オオカミが

「お母さんですよ、開けておくれ!」と

あの手この手で子ヤギを騙して家の中に入ろうとします。

最初は子ヤギ達もがんばりますが、最後には

「お母さんだー!!!」と

ドアを開けてしまいます。

ドアを開けて目の前に立っていたのは、お腹を空かせたオオカミだった!!!!

はい、ここです!!!

とんでもない恐怖の瞬間がやってきました!!!

さあ、あなたが子ヤギだったらどうしますか???

恐らく大勢の人は、

①逃げる

②戦う(行動的に)

③固まる

④現実逃避する(思考的に)

⑤助けを呼ぶ

⑥立ち向かう

のどれかの行動を取るのではないでしょうか。

本当は、

⑤助けを呼ぶ

⑥立ち向かう

ということをしたかったのに、

①逃げる

②戦う

③固まる

④現実逃避する

という行動をとってしまう。

怖さを感じることは、とても大切な感情です。

それがあるからこそ、命に関わるような危険を避けられたりもします。

しかし、いつもどんな時も怯え、怖がり、臨戦態勢のように①〜④の行動をとってしまう。。。

怖い時に咄嗟に取るこの行動、実はある問題に関わりがあるんです。

<本当の問題は何か?>

ここには、愛着の問題が潜んでいます。

心の中に自分の安全基地がないと、全てのものが、世界が怖くなってしまうんです。

そして愛着がしっかり形成されていないと、ストレスを感じやすくもなってしまいます。

愛着が心の中にしっかり育っていないと、恐怖を感じた時に、この①〜④の行動を取りやすくなるんですね。

そしてこの行動に、愛着の形成時期の躓きが出るように思います。

①逃げる

②戦う

という対応をしやすい人は、3〜5歳位の、言わば幼児期に愛着の躓きが強く見られます。

この幼児期は、人間関係の中で対人関係にとても深まりを見せる時期です。

関わりが、母親だけでなく父親や兄弟、家族だけでなく友人や幼稚園保育園などの社会へと広がっていきます。

反抗的に依存をしたり、イヤ!等と自己表現をすることで自分という存在を確立していきます。

そこの段階で躓きがあると、

自分の意思が許されないという傷が生まれてしまいます。

なので

全てを受け入れるか

全てを拒否するか

という選択しかなくなってしまうんです。

自分にとって怖いことが目の前で起こった時、

自分という人間の意思は許されない。

だからその場から、

必死で逃げるか

必死で戦うか

になってしまうんですね。

③固まる

④現実逃避する

という対応を取りやすい人は、0〜2歳位の、言わば乳児期に愛着の躓きが強く見られるように思います。

この乳児期は、人間関係の中で相互関係にとても深まりを見せる時期です。

母親を始めとする、特別な存在との1対1の関係に包まれることで人に対する安心感や信頼感を育んでいきます。

母子一体と呼ばれる関係から、自分がどのように扱われるのかを肌で感じ、自分という存在を作っていきます。

そこの段階で躓きがあると、

人や世界に安心や信頼が持てないという傷が生まれてしまいます。

なので全てのものが怖くなってしまい、その現実を自分のチカラで受け入れることができず

全てを止めて固まる

全てを捨てて現実逃避する

ということが起こります。

自分にとって怖いことが目の前で起こった時、

自分という人間の存在は許されない。

だからその場から、

自分という存在を消す

という選択を取ってしまうんですね。

<このままだとどうなるか?>

怖い!!!

そう思うことが起こる度に、どれだけ自分で

対応したり、

大丈夫と言い聞かせたり、

遠ざけようとしたり、

変えてみようとしても、

この愛着の躓きがあると自分の中に

意思力

成長

安心感

信頼感

を心の中に育めていないので、何度も何度も同じことが繰り返され、大きなストレスに晒され続けることになってしまいます。

その状況を、これからもあなたは続けていきたいと思うでしょうか???

<解決に向けて>

自分の愛着の躓きがどの時期にあるのか、どこが傷ついているのか、まずはそれを知ることです。

幼児期だと気がついたら、

自分を表現することで、時には拒否したり否定されたとしても

イヤ!!!

こうしたい!!!

という自分の意思力を自分から味わいに行く経験が必要です。

乳児期だと気がついたら、

愛してほしい

大事にしてほしい

分かってほしい

という自分の欲求を守られ、愛しまれることで

ありのままの自分が存在していい安心感を自分から求めに行く経験が必要です。

だって、それがずっと怖くて怖くてできなかったんだから。。。

ほしいけど、そこに怖さが眠っている。

そういう時こそ、自分の怖さを表現し、受け止めてもらうことで自分の行動は変わっていきますよ。

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