福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。
緊急事態の解除も、少しずつ見えてきましたね。
しかーし油断大敵で、まだ気をつけながらの生活ですね。
3密という言葉も、すっかり定着してきましたね。
3密とは、密閉、密集、密接です。
慣れないマスクは、未だ慣れないままではありますが、この3ヶ月程でその生活も日常となってきましたね。
苦痛を感じるのことがある一方で、元々が人の集まる所が苦手、という方にとってはその機会が減ったのはストレスも減ったかもしれません。
その中でも、お店やコンサート等の知らない人の集まりではそうでもないのに、知っている人、むしろ親しい人が集まるという集団が苦手、という方も多いですよね。
今日はそんな心理、
「集団が苦手。。。」というテーマで書いていきます。
世間は3密でもこのブログは、必見、必須、必需の3必であるように頑張るのであります!
しかし実際には、必食、必睡、必便の日々なのでありますが。。。
(こら。。。)
わたしの3必はさておき、
「集団が苦手」ということは、集団の中で自分の存在価値や居場所を感じることができないということです。
あなたはこんなことはないですか?
- 人の目を常に気にしている
- 人の意見に左右されやすい
- 誰にでも愛嬌を振りまく
- 人からの言葉や行動に傷つきやすい
- 集団の中では言いたいことをガマンする
- 自分のことなのに決められない
- 自分は人と何か違うと思う
この感覚があると、もちろん集団の中に居て居心地のよさを感じることはできません。
集団という空間の中でいつも
自分ははみだしていないか
ジャマになっていないか
迷惑をかけていないか
自分はここに居てもいいのか
誰かに嫌われてはいかいか
ということが気になってしまうんです。
では、気にしなければいいかというともちろん気になるものを抑えつけてしまえば余計に怖くなってしまいます。
では、集団に近づかなければ解決でしょうか?
それもまた、違いますよね?
集団は苦手でも、自分だけそこに入れていないと感じるのも、怖さや寂しさを感じるものです。
では、どうすればいいんでしょうか?
<本当の問題は何か?>
ここに潜んでいるのは自己重要感の問題です。
そもそも、「自分がいつも人からどう見られるか」ということをいつも気にしているんです。
自分が集団に受け入れてもらえることが何より大切で、そこをハジかれてしまったら終わり。
なので、集団に恐怖感を持っているんです。
集団という社会で
拒否されず
否定されず
嫌われないこと
そこにだけ自分の意識が向いています。
これだと自分自身に意識が向いていないので、人に好かれるための人生になってしまうんです。
本音で集団の中にいないことが問題なんです。
いつも心の中が不安でいっぱいなのは、人から自分を満たしてもらおうという努力をしているからなんです。
元々、安心感なく集団に入っているから自分の存在がいつまでも分からないままになってしまっているんです。
その集団の意識の元になるのが家族との関係です。
家族の中にいることがガマンすることで苦痛だったという場合、集団という場所が
誰かのことを自分のこととして引き受けないといけない
誰かのために動き、合わせないといけない
認めてもらい、受入れてもらわないといけない
という自分を出し表現することが危険なところになってしまいます。
<このままだとどうなるか?>
この状態が続くと、人や社会を信用できないので頑張り続けることをやめられなくなってしまいます。
人からの期待にも応え続けて、気軽に助けを求めたり甘えることができず、疲れ切って倒れてしまうことは目に見えています。
誰かに従い、添うことでしか自分を感じることがでないんです。
そこまで自分を我慢させているのに、集団に疎外感を感じるので同じ場所にずっといることができずに、転職やその場合を抜けるというように自分の所属している集団をコロコロと変わることをを繰り返してしまいます。
人に認めてもらい、ここに自分は居てもいいのだという保証を人からもらわない限り、集団の中に居れなくなってしまいます。
自分は生きていていいという感覚を、自分ではなく人から決めてもらい、人から安心をもらおうとしてしまうんです。
自分のことなのに、自分ではなく集団の中にいる誰かからその保証と安心をもらわないと生きていけなくなってしまうんです。
<解決に向けて>
人の集まる場所がなんとなく苦手。。。
その思いは、なんとなく自分の育ってきた家族の中で感じてきた居心地の悪さを思い出しているんです。
過去に自分の傷となっている誰かからの扱いや言動や思いに、今も囚われてしまっているなら、過去のその痛みや感情を終わらせないといけません。
本来、集団というのは同じ環境や人の中でどのように愛情や関係を継続していくか、を経験する場です。
自分の軸を作り、自分を心地よくしてあげる。
愛情でつながる家族を感じてこなかった。
集団で愛情のやりとりを感じてこなかった。
自分のその思いに気がついたなら、
自分の努力を自分に向けること。
自分の応援を自分に向けること。
安心感を人からもらう努力でなく、自分に与える努力を自分に応援してあげるにはどうしたらいいのか、その根っこを見ていくことでこの問題は解決へと向かっていきますよ。
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