愛と鎖~その別れ、受け入れられますか?~

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

 

愛し合う、相思相愛、両想い。

それって、とてもシアワセなことですよね。

 

ところがある日突然、

相手の心が、愛情がもう自分にない。。。

そう感じてしまう瞬間が訪れてしまった。。。

 

 

心変わり、離れる心に悲しさを抑えきれない。

かつては自分に向けられていた愛情。

そんなシアワセな時間を返してほしい。

愛を何とか自分の元に取り戻したい!!!

 

 

きっと、自分に何か悪いところがあったに違いない。

話し合って、そこを改善すればまた以前の関係に戻れるはず!!!

 

 

そうやって相手に自分の非を認め、謝り、改善点まで示したというのに、関係は良くなるどころか、ますます溝を深めてしまい、相手は遠くに離れていく。。。

なんて経験をしたことはないですか?

 

 

あった、あった、そんな昔の甘酸っぱい思い出。。。

さてそれは、ただの若気の至りなんでしょうか???

自分の性格の問題でしょうか???

 

今日はそんな別れが受け入れられない心理、

「愛と鎖〜その別れ受け入れられますか?~」

というテーマで書いていきます。

 

 

<本当の問題は何か?>

 

これ、もうお分かりでしょうが、相手の心をどうやったら取り戻せるかという方法論ではないんです。

 

 

ここに潜んでいるのは、不安型の愛着の問題です。

 

 

そう、見捨てられ不安と言われるものです。

 

 

愛されない自分に価値を見いだせない。

 

 

自分という存在や意思を捨ててでも、愛情を取り戻したい。

 

 

それでも別れると言うのなら、自暴自棄にでもなって相手の関心を自分に向けてやる!!!

 

 

これ。。。

自分の愛情が鎖なんです。

 

 

愛情というものが、「縛り、縛られる」という鎖の関係なんです。

 

 

そして、欲しかった相手から愛情が返ってこなかった過去があります。

 

 

自分が愛されなかったということに対する「怒りの異議申し立て」なんです。

 

 

例えば母親の愛情が

 

年下の兄弟へと奪われたと感じた時

他の兄弟につきっきりになるのを目の当たりにした時

同じことをしても自分だけ許されなかった時

仕事や外に向いていて自分に関心がないことを感じた時

 

などの自分よりも他の誰かや何かを大事にしていることを感じた時、子どもは慌てて自分が捨てられないように何とかして母親の目を自分に向けようとします。

 

 

一度は自分の元にあった愛と関心を自分のところへ取り戻そうとするんです。

 

 

安心感を奪われることが、とてつもない恐怖なんです。

 

 

だから、鎖でつなぎ止めようとするんです。

 

 

反抗して縛ろうとしたり、従順になって縛られようとしたりするんですね。

 

 

しかし愛情は鎖ではありません。

 

 

縛り、縛られるのではなく、育み、育まれるものです。

 

 

安心を失う恐怖を鎖で変えようとしても、それは自分を変える努力をしているようで、変えようとしているのは相手の心なんです。

 

 

<このままだとどうなるか?>

 

もっと自分を愛してほしい。

自分の手に愛を取り戻したい。

 

 

この思いがずっと残り続けると、自分を損なうことや自分を押さえつけることでしか注目をもらえないと思ってしまいます。

 

 

相手の望みに応えないと捨てられると思ってしまい自分を押さえつけ、捨てられないように頑張り続け、別れが来ると捨てられたと思い込んで 自分を損ない続けてしまいます。

 

 

愛されない自分に価値はない。

これを感じたくないので、愛を鎖にしたまま相手の心を変えることだけに自分を注ぎ込んでしまいます。

 

 

嫌なはずの鎖なのに、その鎖のおかげで頑張れてしまうので手放せないんです。

 

 

縛ると相手が消えそうになる。

縛られると自分が消えていく。

それでも、鎖で縛り、縛られていれば

価値の無い

愛されない

ひとりぼっちな

自分を感じたり、見なくていいんです。

 

だから、この鎖だけは捨てられない。

 

この鎖を失うわけにはいかない。

 

息苦しいその鎖の関係をずっと握りしめているのは自分なんです。。。

 

 

鎖を愛だと信じている限り、縛っても、縛られても、待っている未来はどんなものになるでしょうか???

 

 

<解決に向けて>

 

母親がいつもどこかに行ってしまうのではないかと怯えていた自分。

 

 

どうせ自分は愛されないという大きな絶望。

 

 

目を向けるのは、相手ではなく自分のその感情です。

 

 

自分のその思いの強さにまずは気がつくこと。

 

 

悔しいのは、あなたがまだその人からの愛情を諦めきれないからです。

 

 

いいじゃないですか。

愛されたかったんだから。

まずはその自分の思いを感じましょう。

 

 

愛されたかった思いは、別の誰かに満たしてもらうことはできないんです。

 

 

取り戻すのは相手からの愛情ではなく、自分自身への愛情です。

 

 

そこを見ていくことで、この問題は解決へと向かっていきますよ。

 

 

 

 

 

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