福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。
ちょっとそれ取ってー。
はいどーぞ。
手が空いてない時や、バタバタしている時なんかに、このような会話をすることってありますよね。
「それ」がお互いに通じている時はすんなり心地よいやり取りで、その後の会話はありがとう、どういたしまして、のような暖かい交流も出来ます。
電話を頼んでバナナが来たくらいの大間違いだったら、おもいっきりなんでやねん!とつっこめて笑えるかもしれません。
こういう時というのは、
頼んだものがはっきり明確だったり
頼んだ方に余裕があったりする時
なのかもしれませんね。
しかし、そんな時ばかり人に頼み事をするワケではありませんよね。
切羽詰まっている
すごく困っている
ひとりではとても出来そうにない
そんな緊急事態こそ、人の助けを借りたいもの。
だけど自分の欲しい助けが、求めているものと違う。。。
そんなことってありませんか???
今日はそんな心理、
「違う!そうじゃない!!」というテーマで書いていきます。
あなたはこんな事はないですか?
- 自分の思いが相手に伝わらない
- 本音で人と話せない
- こうして欲しいと言えない
- 肝心なところを伝えられない
- 困った時ほど助けを求められない
- 人と揉めたくなくて飲み込む
これって本当の思いがあるのに、それを伝えられていないという状態です。
だからずっとずっと思いを握りしめてしまいます。
なのに、その思いを
ダメなもの
恥ずかしいもの
困らせるもの
迷惑なもの
おかしなもの
と自分で決めてしまい、相手のために
ガマンして
抑えつけて
必要のないものにしてしまいます。
本音を感じてしまう自分が悪いと思い、本音そのものを悪いものとして感じないようにしてしまい、自分の本音を避けてしまうんです。
<本当の問題は何か?>
ここに潜んでいるのは、愛着の問題です。
そのように、自分の本音を避け、自分自身から逃げている時というのは、相手とも本音で関わることができなくなります。
しかし、お気づきでしょうか???
相手に対して
分かってほしい、
愛してほしい、
大事にしてほしい、
そう思いながらも
相手に何も伝えていないということに。。。
伝えていないものが、正確に伝わることは難しいものです。
しかも、伝えずに細かく理解して返してくれるとなるとより難易度は高くなります。
そうなんです。
自分から伝えないと相手にははっきりと伝わらないんです。
それなのに自分から伝えない時、そこには伝える怖さがあるんです。
自分の本音を伝えてしまうと、
間違っていると諭される
そんなはずはないと否定される
努力が足りないと指摘される
そんな弱音は聞きたくないと怒られる
何の反応も返ってこず無視される
そうなることを思うと、もう自分の本音などさっさと捨てて、相手に合わせておいた方がラクなように思えてしまいます。
怖さがあると、本音を伝えることが難しくなります。
だからずっと自分の本音を
避けて
逃げて
感じないように
自分を守ってきたんです。
そうしていれば、怖さを感じることなく安全に過ごすことかできていたんです。
しかし抑えて消そうとする限り、自分の本音はいつまでも満たされることはありません。
そうすると、人はどうやってその本音を満たそうとするでしょうか。
本音を消すことも抑えることもできなくなった時、それを相手に伝えるのではなく、何とか周りをコントロールしようとするんです。
相手を何とか自分の思うように動かそうとするんです。
自分の本音を言わずとも、相手に本音を分かってもらおうとします。
そうなんです。
この時なんです。
心の中の鈴木雅之が叫びだすんです。
違う、違う!
そうじゃ、そうじゃない!!
サングラスをかけ、ヒゲも伸ばすくらいの勢いで
違う!
そうじゃない!
と相手を否定することで、相手に自分を分かってもらおうとするんです。
自分から何も伝えることなく、です。
自分から伝えていないのですから、当然相手は分かりません。
でも分かってくれない!と傷つくんです。
分かってくれないあなたのせい!
どうせ伝えても分かってくれない。
助けてなんてもらえない。
そう諦めてしまえば、自分から求めなくていいから。。。
求めてしまえば、
断られた時
求めてたものが返ってこなかった時
自分を保てなくなるほどの怖さをひとりで抱えないといけなくなる。
それが何より耐えられないんです。
<このまま続くとどうなるか?>
自分は助けてもらえない。
求めると違うものが返ってくる。
いつも自分は不幸。
その思いを募らせていきます。
そして、本音を感じないように
自分の感情を抑え
イヤな感情から逃げ
自分自身をコントロールしようとします。
自分を抑えきれずに本音を感じてしまったら
感じさせた相手のせいにして
相手を責め立てながら
相手や周りをコントロールしようするようになります。
これでは、あなたが求めているものが人生の中で手に入ることは残念ながらないですよね。。。
<解決に向けて>
違う!
これじゃない!!
ならば、
あなたが本当に求めていた人は誰だったんでしょうか?
あなたが本当に欲しかったものは何だったでしょうか?
相手や周りを否定しながら、何を待ち続けているのでしょうか?
それは。。。
あなたの
お母さんではないですか???
お母さんからの愛情ではないですか???
求めながらも、自分が傷つかないように頑なに認めないようにしてきたのはお母さんからの愛情。
だから
違う!お母さんじゃない!
これじゃない!お母さんからの愛情じゃない!
と自分の思いも、周りの人も、否定しながら生きてきたんです。
そうまでして欲しかったんです。
絶対に諦めきれなかったんです。
そうしていれば、いつかお母さんが変わってくれると信じていたから。。。
あなたが感じる全ての感情に、あなたなりの理由があります。
どれだけイヤなものに思えても、間違いなんてないんです。
自分の求めていた安心をくれなかったお母さんを否定していれば、いつか変わってくれて求めるような安心をくれるかもしれない。
その日を、自分の人生を賭けて待っている。
一生を賭けて待ち続けている。
その賭けは、賭けになっているでしょうか?
そもそも、欲しいものを伝えていないのに。。。
まずは、その現実に気がつくことです。
自分は欲しいこと。
自分は求めていること。
でも、伝えていないこと。
その両方に気がついたら、
その自分をどうしたいか。
その自分の人生をどうしたいか。
これからどうして生きたいのか。
あなたが決めることができるようになります。
違う!
そうじゃない!!
それじゃない!!!
そう思う時、
自分が何を分かってほしくて
誰に何を求めているのか
そこにどんな怖さを感じているのか
という根本を見ていくことでこの問題は解決へと向かっていきますよ。
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