否定が繋がり。。。

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

 

梅雨も本番、いやそれ以上の大雨でしたね。

 

九州地方は、先週からの大雨で被害が出ている地域も出ました。

 

雨は確かに必要なんですが、地が固まる以上の雨はやはり困る。。。

 

これ以上の被害が出ないことを、ただただ願うばかりです。

 

今日はそんな願いも込めながら、水の話でわたしがとても印象に残っている、三本の矢ならぬ三本のペットボトル。

 

水の入ったペットボトルに、

一本は肯定的な言葉をかける

一本は何もせずそのまま

一本は否定的な言葉をかける

をずっとやり続けると、どの水が最初に腐ってしまうか?というお話です。

 

わたしは否定的な言葉をかけられた水が最初に腐るだろうと当時は思ったんです。

 

でもその時に聞いた答えは、なんと何もせずそのままにしておいた水が最初に腐る、だったんです。

 

否定的な言葉をかけられるよりも、最初に腐るのは放置された水。

 

これって、人間も同じで

誰にも関わってもらえないなら、否定のコミュニケーションを受け入れるということです。

 

関わりがなくなるくらいなら、嫌がられた方がマシ。

無視されるくらいなら、邪険に扱われた方がマシ。

繋がれないくらいなら、否定された方がマシ。

 

相手と繋がれず自分を確認してもらえないなら、否定的な関わりでも反応でもいいから自分という存在を認めてもらおうとするんです。

 

誰しも自分を

認められたい

受け入れられたい

愛されたい

と願うものです。

 

でもそれが叶わないとなると、たとえそれが

自分に心地よくなくとも、

否定や拒絶であろうとも、

何とか繋がろうとするんです。

 

今日は、そんな心理

「否定が繋がり。。。」というテーマで書いていきます。

 

心地よい繋がりでなく、不快な否定的なコミュニケーションのをついつい無意識に持ってしまう。

 

そこにはどのような心理が隠れているのでしょうか???

 

 

<本当の問題は何か?>

 

ここにあるのは、自己重要感の問題です。

大きな自己否定があります。

 

幼少期からの親との繋がり方で、自分への

否定

拒絶

卑下

暴言、暴力

利用

を受け入れていたら、家族の一員としていられたんです。

 

それがどれだけ心地よくないものだとしても、何の反応も返ってこなかったり、見捨てられたり、というように繋がりを絶たれるよりはまだ自分を認識してもらえるんです。

 

人間も、多くの水分で成り立っています。

 

水が腐るくらいなら、どんな否定であっても自分に意識を向けてもらっている方がまだ生きられるんです。

 

これが否定での繋がりです。

 

否定されること

否定を受け入れること

否定すること

これが人との繋がりになっていきます。

 

人との繋がりが否定であるということは、当然自分との繋がりも否定的になっていきます。

 

自分を否定していればここにいていいんだ、という安心感を感じることができるからです。

 

この安心感は、イヤなんだけどガマンしていればただ生き延びることができた、という感覚です。

 

本当の安心感ではありません。

 

でもこれしか知らないと、この偽りの安心感にしがみついてしまいます。

 

 

否定され

否定を受け入れ

否定する

これが安心。

 

なので、たとえそのままの自分を受け入れてもらえたとしても、気持ちが悪いんです。

 

本当にはそんなことは思っていないはず、

どうせいつか裏切るはず、

と信用せず、相手を試し続けたり、自分から離れたりします。

 

そうして

「やっぱり自分はダメなんだ」

ということを何度も何度も確認していくんです。

 

<このままだとどうなるか?>

 

関わりがなくなり繋がれなくなるくらいなら、否定されてしまった方がいい。

否定でもいいから繋がっていたい。

否定していれば繋がれる。

 

否定をやめると、誰とも繋がれなくなってしまう。

 

これだと、

否定を受け入れても孤独。。。

否定を受け入れなくても孤独。。。

周りとも、自分とも、誰とも繋がれず孤独を募らせていくことになっていきます。

 

いつも自分はダメでいないとひとりぼっちになってしまう。

 

だから、自分という存在や意志や価値を失くして自分の全てを相手に預けてしまうんです。

 

そうして自分という存在は、相手次第になっていってしまうんです。

 

<解決向けて>

イヤだイヤだと思っている自己否定を自分の中に持ち続ける事にこそ、実は自分の生死に関わるほどの恐怖を抱えています。

 

人や自分と否定で繋がっている。

やりたくないのにやっている。

自分を相手に預けている。

 

それを孤独という自分が壊れてしまいそうなくらいに恐ろしい恐怖を避けるために、自分で自ら選んでいるんです。

 

大人のあなたは否定が繋がりでなくても、もう生きていけます。

 

自分が向き合うチカラをもう持っています。

 

自分という存在の軸を自分に戻して、作り、強くしていくことができます。

 

そのためには、自分の中の恐怖、悲しみ、怒りと向き合い受け入れていくことがとても大事なんです。

 

自分をダメにしているその根本の恐怖を見ていくことで、この問題は解決へと向かっていきますよ。

 

<モニター募集のお知らせ>

只今、モニターさんを募集しておます。

たくさんの失ったもので傷ついた心が回復していくよう、自分の精一杯でカウンセリング・心理セラピーをさせていただきます!!!

 お申し込みは、こちらからどうぞ↓↓↓

<リトリーブサイコセラピー個人セッション>

 

 

否定がデフォルト!?

リトリーブサイコセラピーの代名詞、カズさんがとても詳しくわっかりやすくYouTubeで解説&力説してくれています!!!

 

まだご覧になっていない方はぜひ!!!