福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。
自分の過ごしている毎日が、イヤになることって時にはありますよね。
落ち込んだり
ガマンしたり
流してきたり
言い訳したり
不安になったり
怖くなったりした時に
ふと、今を投げ出したくなる。。。
今を投げ出してさっさと楽しいことが待っているはずの未来に行きたいなー。。。
今じゃない場所に行けたら、このイヤな気持ちもなくなるのになー。。。
今が不安だから、先のことなんて考えられないなー。。。
今がこんなにイヤなんだから、もう先に進みたいなー。。。
今がこんなに苦しくてつらいなんて、もう逃げ出したいなー。。。
それほどまでに、今がつらい。
だから、今ではないどこかに行きたいと思ってしまいますよね。
でも、その苦しくてつらい今から抜け出して進んだ時に、またその未来でも同じような苦しみやつらさが待っていたらどうでしょうか???
その未来に進みたいと思うでしょうか???
今日はそんな今がもうイヤ!となのに動けない心理
「未来は処刑台。。。」というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か?>
今がもうイヤ!だから次の未来へと動き出したいのに、進むことができない。。。
ここに潜んでいるのはダブルバインド、愛着の問題です。
進みたいのに進めない。。。
留まるも地獄、進むも地獄。
どちらに行っても地獄。
この二重拘束の状態をダブルバインドと言います。
これってとても苦しいし、どうしていいか分からなくなってしまいますよね。
今をイヤだと思うからこそ、先の未来に進みたい。
でも、未来に行くのも何だか怖い。
この時あなたが自分に聞いてみて欲しいのは、先の未来に進むと自分に何が起こると思っているから怖いのか?という質問です。
例えば、
ひとりぼっちになる
ここにいられなくなる
責められてしまう
そんな生きていられないような感覚の怖さがあると思います。
これって怖いですよね。
だから進めないわけです。
そしてその怖さを持っておくメリットも当然あるんです。。。
その怖さを持っておけば、未来に進まなくていいんです。
これって不思議だと思いませんか???
あんなに進みたいと思っていた未来にどうして進みたくないんでしょうか???
それは、進んだ先の未来に安心がないと自分が思っているからです。
未来に進んだところで、進んだらまた今と同じことが待っている。
今と同じ苦しみが続く。
今のつらさはずっと消えない。
どれだけ頑張って前へと未来へと進んでみても、またずっと同じことが続く。
苦しみやつらさから永遠に逃れられない。
これって絶望です。
人生とは苦しみ。
人生とは絶望。
これが自分の人生の前提になっているんです。
なので、苦しみやつらさを抱えている今がイヤで先の未来に夢を描いて行きたいけれど、進んだところで「人生とは苦しみ」、という自分の人生の前提がある限り、苦しみや絶望が自分にとっては当たり前なので、「人生とは絶望」という感覚をまた夢を描いた未来でも感じてしまうことになります。
頑張って進んだ未来でも、また今の苦しみや絶望を感じてしまう。
それこそ自分には耐えられない。
人生はこんなもの、と自分を諦めてしまわないとやっていけない。
でも、どこかで自分はこのままでいいのかと諦めきれない。
そうやって今と未来を行ったり来たりしながら、イヤでも今がまだマシだと選んでいるんです。
今という場所は、終身刑の牢獄。
でも、進む未来は処刑台。
今にも、未来にも安心感が持てない。
生きるということに不安しかない。
その自分の安心感のなさが問題なんです。
<このままだとどうなるか?>
自分の人生を生きることに安心感を持てないので、その恐怖心や絶望から逃れることに必死になります。
どうやったらこの怖さや苦しみや絶望を感じなくていいのか、
感じないでいいように何かに依存したり
感じることのないように自分を押さえつけたり
コントロールできるようになかったことにしたり
逃れることで自分を守ったり
周りの状況や人を変えようとしたり
繰り返しながら今をずっと誤魔化して、希望の未来に行きたいと夢を見ることで生きることをやり過ごそうとします。
未来の処刑台に行くくらいなら、終身刑の今を消化して生きるんです。
逃れて
避けて
コントロールして
自分を失くして生きていくことになるんです。
<解決に向けて>
人は、怖さを抱えたままで未来には進めません。
ましてや、絶望しか待っていない未来に進むのに足が止まってしまうのは当然です。
まず、確かめていくのは
本当に人生は苦しく絶望的なものなのか?ということです。
終身刑の今を変えたいと思った時に、処刑台以外の未来を自分が描けていないんです。
今にも未来にも安心が見えない。
自分を生きることをしようと決めた時に、安心感がなければ進むことなんてできません。
今まで苦しみと絶望とを生きる力に変えて、自分から逃れるために動いてきたんです。
苦しみや絶望ではなく、安心感を生きるチカラにする。
そのためには、自分を生きると壊れてしまうくらいの怖さを感じている自分に気がついてあげること。
安心感で人と繋がり生きていくことを自分が決めること。
その自分の抱えている根本の怖さを見ていくことで、この問題は解決へと向かっていきます。
全てをひとりでやらなくていいんです。
自分ひとりでやれないことを人に頼んだり、助けてもらうことは依存でも甘えでもないんですよ。
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