願わざれども命は咲き、願えども命は散る

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

 

暑い中のお盆ですね。

 

例年は、お寺に行きお経を上げてもらいお参りをする、ということが多かったのですが、今年はコロナもありお寺ではお経も上がらないようで説法もナシでお参りだけの予定です。

 

そんなお寺の説法好きのわたしですが、数年前だったでしょうか。

お盆に聞いた説法で心に残っているのが、

「願わざれども花は咲き、願えども花は散る」という話でした。

 

 

読んで時の如く、世の中の無情を花に例えながらのお話だったのですが、花というよりも私はストレートにだなあって感じたのを今でも覚えています。

 

お盆だからこそ、普段の日々よりも命を大きく感じる。

 

命を願う。

命を諦める。

命から逃げる。

命から追いかけられる。

 

そういう感覚を感じやすいかもしれません。

 

生きていく上で、命に触れる経験のない人というのはいないのではないでしょうか。

 

人の生死や喪失体験は、自分が今まで抱えてきたのに隠したり無視したりした感情を自分に知らせてくる経験でもあります。

 

その「命に触れる経験」から、自分のこれからをどう生きていくと決めたのか???

 

 

また、そこを考えないように見ないように避けながら自分が何を守っているのか。

 

 

願った通りにならない。

思った通りにいかない。

 

そういう時は誰にでもあります。

そういう時こそ、あなたはどうしていますか???

そして、どうしたいでしょうか???

 

 

今日はそんな願ったり思ったりした通りにならない時の心理、

「願わざれども命は咲き、願わざれども命は散る」というテーマで書いていきます。

 

 

願わずとも、責任が大きく自分にのしかかってきた命。

願っても願っても自分の思いが届かなかった命。

 

その現実に打ちひしがられたり、投げ出したくなったり、絶望したりする。

 

願った通りにならない。

思った通りにいかない。

 

そんな時、どう対応していますか???

あなたには、こんなパターンはないですか???

 

 

①現実を見ない

こんなこと大したことではない。

悲しくなんてない。

何か意味があって起こったのだから、傷つく必要なんてない。

むしろ喜ぶべきことなんだ。

こうやって様々な理由を見つけたり、自分に言い訳したり、自分に言い聞かせたりする。

現実逃避して、現実を見ることや自分の感情を回避して生きるようになります。

 

そうしていれば、自分の本当の

悲しみ

つらさ

苦しみ

恨み

怒り

から逃れられるんです。

 

②願ってもムダだと諦める

どうせ自分が願ったところでどうにもならない。

現実は何も変わらない。

それなら自分から求めたり望むことを諦めてしまえばいい。

自分の欲求なんて叶うはずなんてないんだから。

こうやって自分の願いや望みを捨てていく。

自分を放棄して、誰かに自分を預けて依存と支配の中で生きるようになります。

 

そうしていれば、誰かが助けてくれて受け入れてくれて、そうでなければ人のせいにして自分から何も行動しなくていいからラクなんです。

 

 

③自分がダメだと自分を責める

自分がダメだからこんな結果になってしまった。

もっとやれたことはあったはずなのに。

自分さえもっと頑張っていれば違ったはずなのに。

こんな自分でごめんなさい。

こうやって罪悪感で自分をいっぱいにして自分のことをずっと責め続ける。

全ては自分のせいなんだと自己否定しながら生きるようになります。

 

そうしていれば、他の誰からも

攻撃されず

否定されず

無視されず

守ってもらうことができるんです。

 

どれもがこれ以上に自分が傷つかないように、必死に守ろうとしています。

 

現実を真っ直ぐに捉えてしまうのが怖いんです。

 

現実ではないものを、何とか辻褄を合わせて現実にしようとしているんです。

 

恐怖で自分を止めているんです。

 

自分の本当の気持ちを消すことで生きているんです。

 

 

上にあるパターンは

自分の本音を

見ない

諦める

責める

ということをしているんです。

 

 

自分以外の誰かからでないと、自分の命の保証や生きるチカラはもらえないと思っているんです。

 

それくらいひとりだったんです。

 

実際に誰かが側に居たかどうかではないんです。

 

そのあまりにも悲しい出来事が起こった時、

自分がすくんでどうしていいか分からない出来事に遭遇した時、

誰にも受け止めてもらえなかった。

自分はひとりなんだと痛感してしまったんです。

 

これ以上

ひとりにならないように

ひとりを感じないでいいように

現実でないものを現実にします。

 

自分の本音が分からないと、本当の気持ちでないものを本音にしてしまうんです。

 

願ってないことが起こる

願ったことが叶わない

 

そんな自分をなくしてしまいそうな時こそ、自分の感じた感情を信じずに応えないと、無力感がどんどん募っていきます。

 

自分がどんどん分からなくなるなら。

自分をどんどん捨ててしまうなら。

自分をどんどん追い詰めてしまうなら。

 

願った通りにならない。

思った通りにいかない。

 

その時こそ、あなたが自分の本音でないものを本音にしてしまっていないかを確かめてみるといいですよ。

 

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