福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。
さて、突然ですがあなたの目の前の子どもが、
危険なことをした。
人が嫌がることをした。
約束を守らなかった。
目の前の子に対してあなたは
イライラした。
肝を冷やした。
腹が立った。
悲しくなった。
イヤな気分になった。
その瞬間。。。
あなたなら、子どもを叱りますか???
それとも叱りませんか???
子育ての方針として「叱らない子育て」をしていて、子どもを叱ることをしないという方もいるかもしれませんね。
叱るのがいい/ダメの話ではなく、目の前の子に対して叱りたい気持ちを感じながらも、
笑ってやり過ごしたり、
物分かりのいいふりをしたり、
何もなかったように振る舞ったり、
というような行動を大人の
自分が取ってしまう時です。
今回はそんな子どもを叱ろうとする時にあなたの心に起こる心理、
「子どもを叱らない?叱れない?」というテーマで書いていきます。
子どもと過ごす時間を大切にしたい。
限られた時間を笑って過ごしたい。
イヤな言い方をしたくない。
その気持ちで子どもと一緒に居たいと思うのは、おかしなことではありませんよね。
ただ、子どもはいつもあなたを笑顔にすることばかりを言ったり行動したりするワケではありません。
先ほどの質問のように時に、
危険なことをしたり、
度を越してふざけたり、
大人の言うことを聞かなかったり、
様々なことをしますよね。
いわゆる、
「ダメなものはダメ!!!」
という時ですね。
そんな時、叱ってしまうと子どもが
泣いてしまう。
怒ってしまう。
悲しんでしまう。
傷ついてしまう。
そんな姿は見たくないし、後から自分がもっと大変になる。
だから何も言わないでおく。
これは子どもを、叱らないではなく叱れないんです。
<本当の問題は何か?>
子どもを叱りたい時に叱れない。
ダメなものはダメと言いたい。
でも、そうしてしまうと子どもが傷ついてしまうようで出来ない。
ガッカリさせたくない。
その後、余計に手がかかってしまいそうでその方が面倒臭い。
ここに隠れているのは、投影の問題です。
叱ることが子どもを傷つける訳ではありません。
子どもは叱られたことに傷つくのではなく、叱られた後に放っておかれ、ひとりぼっちを感じ、自分の存在を感じないことに傷ついていくんです。
なのに、傷つけることを怖れて自分の気持ちを抑えてしまうんでしょうか?
傷つけてしまうと。。。
ダメなものをダメと伝えてしまうと。。。
嫌われてしまいそうで怖いんです。
自分が悪者になってしまいそうで怖いんです。
そうすると、自分が傷ついてしまうんです。。。
それに耐えられないから、子どもを叱れない。。。
いい人、いい親でいたい。
子どもに受け入れられたい。
そうやって子どもの顔色を伺ってしまう。
嫌われてしまったら、自分が傷ついてしまう。
これって、
自分の幼少期の傷がそのままになっているということでもあります。
目の前の子どもとの今の関係が、過去の親との関係になっているんです。
<このままだとどうなるか?>
相手を傷つけなければ、自分が安全に生きられる。
心が乱れることなく、穏やかに何事もないことが幸せ。
ダメなものはダメ、そう言ってしまうと嫌われ、受け入れてもらえず、否定されてしまうと思っているのは、
どうせわたしは嫌われている
わたしは嫌われている存在
というあなた自身の心の傷がそのままになっているということでもあるんです。
あなたがイヤがることはしないから、
嫌わないで。
受け入れて。
安心させて。
<解決に向けて>
叱らないことで守っているのは、子どもではなく自分自身です。
子どものすることに何も言わないことと、受け入れることは別のことです。
子どもが何事もなく感情を動かして表現せずに平穏に過ごしてくれたら、自分が安心できるんです。
自分のその心の傷をまず回復、解決することです。
自分に傷があるままだから、子どもの傷ついた姿を見たくないんです。
自分は嫌われている。。。
そう感じ続けてきた心には、傷があります。
その傷はとてもつらいものです。
痛いからとその傷に塩を塗らずとも、ずっと砂糖を塗り続けていても傷は回復しないんです。
まずは自分の傷に目を向け、癒し、回復する。そこから投影の問題も解決へと向かっていきます。
<モニター募集のお知らせ>
只今、モニターさんを募集しております。
たくさんの失ったもので傷ついた心が回復していくよう、自分の精一杯でカウンセリング・心理セラピーをさせていただきます!!!
お申し込みは、こちらからどうぞ↓↓↓<リトリーブサイコセラピー個人セッション>