変わりたいのに変われない〜消せないあの日を抱えて〜

福岡心理セラピストリトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。

 

朝夕が冷え込んできましたね。

 

それでも、昼間はやっぱり暑いので、まだまだ半袖生活な秋。

 

歩いているとほのかに香る金木犀がとても好きで、おもむろに立ち止まって嗅ぎまくっている秋。

 

栗の登場に心が踊り、メロメロな秋。

 

いろいろな秋を楽しんでおります!!!

 

さて、

前回のブログでは、変わりたい!

自分の一部を変えたいのか?

自分の全部を変えたいのか?

というテーマで書きました。

変わりたい! 〜こんな自分がイヤ!〜

 

変わりたい。

新しい自分になりたい。

過去を清算したい。

 

 

その思いを抱えて何とか自分を奮い立たせて頑張るけれど、いつも元の自分に戻ってしまう。

 

今度こそ!

今回こそは!

そう決意するものの、変われない。

 

 

そしてガッカリしながら思うんです。

わたしは、変わりたいけど変われない。

どうせ、何も変わらないんだ、と。

 

 

変わりたい。

その思いの中に、

「あの日のことを消したい。」

という思いがあることがあります。

 

 

でも、その思いを抱えたままだと、変わりたくても変われないんです。

 

 

今日は、変わりたいシリーズ第2弾、

「変わりたいのに変われない〜消せないあの日を抱えて〜」

というテーマで書いていきます。

 

 

 

変わりたいという動機が

あの日を消してしまいたい。

あの記憶を消してしまいたい。

あの経験をした自分を消してしまいたい。

という思いから来ていたら、どうして変わることができないのでしょうか???

 

 

<本当の問題は何か?>

 

ここに潜んでいるのは、自己重要感の問題です。

 

消してしまいたいあの日がある。

それはとてもつらいことです。

時にはその記憶や体験に縛られてしまい、自分の思うように動けない時もあるかもしれません。

 

その記憶や体験がトマウマとなり、あなたを苦しめているのかもしれまん。

 

「わたしが幸せになんてなれるはずがない。。。」

そんな気持ちを抱えるからこそ、自分を何とか幸せにしたくて

自分を変えようと努力する。

 

 

けれどそこには、やはり消してしまいたい自分がいるんです。

今までの自分を消して、新しい自分に生まれ変わりたい。

自分を消すために、自分を変えたい。

 

自分を変えるためには、過去の自分を消さないといけない。

それだと変わりたくても変われないはずです。

変わってしまうと、自分が消えてしまいます。。。

 

 

そして、消してしまいたいほどの過去や記憶や経験は、本来癒していくものなんです。

 

 

気がついていない場合は違いますが、自分が消せないあの日を抱えていると思うのであれば、その癒していく記憶や経験は認識できています。

 

 

では、癒さずにずっと抱えているのはなぜでしょうか???

 

 

つらく苦しくても、抱えておくことにメリットがあるからなんです。

 

 

<このままだとどうなるか?>

 

消せないあの日を抱えるのは、とてもつらくて、苦しくて、みじめで、悔しくて、怒りに満ちています。

 

その記憶や経験があるのは、あなたのせいではありません。

 

経験をしたあなたは、何も悪くはありません。

 

ただひとつ。

そこから回復に向かうかどうかはあなたの責任なんです。

 

回復しないままはとてもつらいけれど、周りの人たちもあなたのそのつらく苦しい記憶や経験に配慮してくれますよね。

 

まさに、消せないあの日を抱えるメリットとはこれなんです。

 

自分からも、

周りからも、

時には社会からも、

色々なことが許されるんです。

 

 

できなくても仕方ないよ。

無理してやらなくていいよ。

代わりにやってあげるよ。

 

そういう

慰め

優しい関わり

誰かがしてくれるラクさ

という自分への関心をたくさんもらっているんです。

 

 

変わりたいのに変われないの。

その理由に、消せない記憶や経験が必要なんです。

これを理由にしておけば、自分はいつまでも自分自身に責任を持たなくて良いんです。

 

自分という存在を誰かに預けることができるんです。

 

なのでこの消せない記憶と経験は、どれだけつらく苦しくても必要です。

 

変わりたいのに変われないとこれから先ずっと言いながら、あなたは自分の人生を誰かに預けたまま生きていきたいでしょうか???

 

 

<解決に向けて>

変わりたい!

変わりたいけど変われない。

と言いながら本当は、

変わらない方が都合が良いと自分が思っているんです。

 

 

まずはその自分に気がつくことです。

 

そして。

過去は消してしまおうとしなくても、何度でも何回でもやり直せるし、取り戻すことができます。

 

わたし達は、またやり直すことができます。

わたし達は、また取り戻すことができます。

 

それはあなたが生きている限り、ずっとです。

 

それができるのは、あなたがこれまでを生きてきたからなんです。

 

 

何度もやり直して、何回も取り戻しましょう。

あなた自身を。

 

 

生きていてくれてありがとう。

あなたが自分にそう言えるその日まで。

 

 

<お知らせ>

 

10月いっぱいで、モニター募集を終了します。

 

11月からは新料金となります。

 

検討中の方は、10月にお早めにお申し込み下さいね!

 

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