福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
あー、自分の気持ちに素直になりたい。
誰しもそう思いますよね。
特に日々を自分の思うように過ごせていなかったり、自分に無理をさせていたり、人のことばかりが気になっていたりすると、素直な自分で居たいと切に思いますよね。
♪だのに〜
な〜ぜ〜♪
実際は
知らん顔したり
気持ちとは裏腹な行動をしたり
相手に噛みついたり
絶対に認めなかったり。
しかも、親しい関係の人に限ってそんな態度を取ってしまう。。。
そうやって素直どころか
反発することを繰り返してしまう。
♪歯をく〜いし〜ば〜り〜
君は〜ゆく〜の〜か〜
そんな〜にして〜まで〜♪
どうしてあなたは素直になれないんでしょうか?
どうしてあなたは親しい人ほど反発してしまうんでしょうか?
今日はそんな素直になりたい人にほど反発してしまう心理、
「素直でいたいのに反発しちゃう。。。」というテーマで書いていきます。
まだ距離が近くなけれはある程度の礼節を保ちつつ関わる事ができる。
けれど、心の距離が近くなればなるほど目の前の相手に何だか反発して素直な気持ちで関わることが出来なくなる。
これって、あなたの中で何が起こっているのでしょうか?
<本当の問題は何か?>
ここにあるのは投影の問題です。
あなたは目の前の人に、ある思いを重ねているんです。
それは。。。
あなたが幼少期に伝えたくても伝えることが出来なかった、表現することを許されなかった思いです。
そう、あなたの両親に。
あなたが感じた感じた感情。
それは子どもが言ってる事だから。。。と軽んじられるものではなく、とても大切な感情です。
それを大人側の都合や利用で
止められたり
無視されたり
否定されたり
笑われたり
非難されたりしたら
当然子どもの心は傷つきます。
傷つくこと自体は悪いことではありません。
いつも傷つかずに生きることはできませんし、守ってばかりでは心も身体も成長できません。
傷をそのままで放っておくから、ずっとずっと得体の知れない大きな傷となって傷つきっぱなしの自分になってしまうんです。
それがトラウマとなり、自分を止めてしまうことは多いんです。
あなたが自分の素直な、あなたのままの感情を感じても、
何も返ってくることなく
責めて非難され
そのように感じるあなたが悪いのだ、という結果しか得られなかったら
怒ってもムダ
泣いてもムダ
言ってもムダ
という経験を自分の中に積んでいくでしょう。
そうやって全てを諦めて生きるのは
どれだけ素直に
怒っても
泣いても
言っても
変わらなかった現実に失望しているんです。
そうやって自分の人生に絶望しているんです。
それが自分なんだと思っているんです。
なので人と親しくなり、人に心を許していくことをすると
その失望を思い出してしまうんです。
自分に失望し、人生に絶望している。
そんなことを感じたくなんてありませんよね。
生きていく上でつらくなってしまいます。
だからこそ感じないように、思い出さなくていいように避けようとするんですね。
目の前の人へ反発し、その人を遠ざけることで自分を守ろうとするんです。
でもそれは、同時に
元の傷ついたままの自分に戻るということでもあるんです。
<このまま続くとどうなるか?>
傷ついたままの自分に、気がつけばいつも戻ってしまう。
けれど戻ることを選んでいるのはあなた自身でもあるんです。
生きることを諦めて、自分の人生が辛くなり、生きることに絶望していく。
別に
生きていたっていいことなんてない。
生きていたいわけじゃない。
自分が生きていて何になるのか。
自分を傷つけたまま失望し人生に絶望していると、そのままの自分で生きることを自分から拒んでしまいます。
どれだけ素直に生きたいと思っても、素直に生きることに反発して、元の自分に戻ろうとしてしまう。
悲しいけれど、その方が安心だし、その生き方しか知らないんです。
<解決に向けて>
怒っても
泣いても
言っても
自分にはこの現実を何も変えることはできないのだと思い知らされてきた。
つらすぎて、受け止められなくて人生がそこで止まってしまっている。
あなたの人生はそこで止まったままになっていませんか?
自分に失望したまま、人生を反発しながら生きていくのか。
自分への失望を受け止めて向き合うのか。
受け止めて、向き合うということは
今まであなたがやってきた
ムダだと諦めるラクさを止めると決めること。
失望と絶望から逃げてまで、ひとりで孤独になっていかないと決めること。
自分の中にある生きるチカラを信じてみること。
そこを見ていくことで、この問題は解決へと向かいますよ。