福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
三寒四温。
季節はだんだん春へと向かい、出会いも別れも一緒に感じることが多い季節ですね。
身体も日々の変化に何とかしてついていこうとするそうで、イライラしたり、落ち込みやすい時期でもあるそうです。
心も身体も疲れ気味だと、イライラしやすかったり不安を感じやすいのも納得ですよね。
ああ、もう!!!
この人さえいなければ!!!
この出来事さえなければ!!!
自由になりたいーーーー!!!!!!
と、ストレスがあればあるほど人は自由を求めますよね。
今日はそんな、自由を求めている時に陥りやすい心理、
「自由になりたい!の落とし穴。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
ここにあるのは愛着、自己重要感の問題です。
かわいそうな人。
威圧的な人。
アナタがイヤだと感じる人。
その人から離れようとすると、
自分が
悪いような、
間違っているような、
ダメな人間のように思えて、
その目の前の人から離れることができない。。。
その苦しさを感じたくなくて、
その人にもいいところがある
自分のためを思ってくれている
あえて嫌われることをしてくれている
と、そこに愛情を何とか見つけようとします。
そうすることで、
愛される自分
大切にされている自分
守られている自分を
アナタは感じることができるから。。。
けれどそれは息苦しい愛情なんです。
アナタを縛る愛情なんです。
だって、それは相手の支配下でしか自由や愛情を感じられないから。
こんな自由はイヤだ!!!とその支配下から飛び出そうとしても、
もう愛してもらえない
もう大切にしてもらえない
もう守ってもらえない
と怖くなって、アナタは自分の足を止めてしまいますよね。
だからどれだけ息苦しくても、目の前の人は
本当は愛してくれて
本当は大切にしてくれて
本当は守ってくれると
信じていたいのは、実はアナタの方だったりします。
本当の相手を見てしまうと、アナタは自分が本当は愛されず、大切にされす、守られていない自分に気がついてしまうんです。
それがつらすぎて、アナタは自由になりたい!と言いながら、重い相手を感じながら、自ら相手の支配を受け入れて、自由にならないことで愛されることの方を選んでいるんです。
<このままだとどうなるか>
アナタがこのまま自分に起こっていることに目を向けなければ、アナタが自由を感じられることはありません。
目の前にイヤな人がいなくなりそうになると、アナタは別の人の支配下に入って自分をまた縛ってくれる人を探してしまいます。
これを繰り返すから、アナタはずっと自由になっていないんです。
自由でないことに不満を持ちつつ、でもどこかで安心しながら過ごしていくことになります。
自由になりたい。
でも自分から自由になろうとはしていないんです。
実は、アナタの自由を奪っているのは
他の誰かではなく、アナタ自身だったりします。
<解決に向けて>
アナタの中で起こっていること。
それは。。。
アナタをいいように使い、目的を果たすためにアナタを利用していることを
「愛されている」
アナタのためを思って、とアナタを否定し、怒り、拒絶し、思うように動かすことを
「守られている」
アナタが居ないと嘆き、悲しみ、つらそうな姿を見せられることを
「必要とされている」
と思い込んでいるということなんです。
そこに本当に愛情があるなら、アナタの自由を心から喜び、アナタの自由をアナタに任せるはずなんです。
その今までアナタが信じてきた愛情が、ホンモノではなかったと気がつくこと。
それを受け入れて初めて、アナタが自分の目で、自分の世界を見ることができるよになります。
信じてきたものが強く、深いほど、現実を見ることはつらく、痛いものにもなります。
それはとても悲しく、虚しく、苦しいことです。
痛いって、つらいんです。
でも、その痛みの先に自由があります。
痛みを超えてもアナタが自由になりたいかどうか。
アナタがアナタを生きたいかどうか。
たくさん自分と話してみてくださいね。