福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
新学期ですね。
入園や入学や進級や就職や新天地。
今までとは少し違う日常を迎えた方も多いかもしれませんね。
不安や怖さを抱えながらも人には頼れない。。。
助けてくれる人がいても、申し訳なかったり、何かお返しをしないといけないようで、「大丈夫です。」と拒否してしまったり。。。
今日はそんな周りからの優しさや愛情が欲しいのに受け取れない心理、
「人から優しくされるのがイヤ。。。」というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
受け取ってしまえばいいのに、優しさを受け取らないし受け取れない。
ここにあるのは、共依存の問題です。
ずっと誰かの役に立ってきた。期待に応えてきた。
相手が不安だと、自分も落ち着かない。
相手を安心させ、喜ばせることで自分も安心できる。
だからこそ、相手のために全力を尽くす。
アナタはこれを、相手を変えながらやってきてはいないでしょうか。
アナタは、自分を捨てて相手を生かすことを懸命にやってきたんです。
目の前の大好きな相手のために。
そして自分の安心のために。
アナタの目の前の人は、常に
かわいそうだったり、
大変そうだったり、
悲しんでいたり、
威圧的だったり、
大騒ぎしていたり、
起こっていたり、
していたからこそ、アナタはその人のために自分を捨て相手を安心させてきたのではないでしょうか。
そして、自分を捨てることで、アナタは自分の安心も手に入れることができたんです。
アナタが自分を捨てその人を受け入れなかったら、
その人が壊れてしまったり
その人から恨み節を言われたり
その人が責め立ててきた
そんな過去があったのだと思います。
それは苦しんだ後に見つけた、アナタの答えだったんだと思うんです。
つらさ、いやさ、痛みを感じながらも
大切な相手がどうにかなってしまうような怖さを感じるよりは、
自分を捨て、抑え、ガマンすることを選んだのだと思います。
それが、アナタにとって大きな安心や、安定や、安全だったりしたんです。
自分を捨て、相手を生かすことで生きていられるのに、そこに周りの人からの優しさやぬくもりなどの愛情が入ってきたら、アナタはどうなるでしょうか?
受け取ってしまうと何が起こるでしょうか?
アナタがシアワセな世界を築いていくことになります。
そうすると、アナタは今までの安心や安定や安全を失うことになります。
アナタが感じていた今までの安心や安定や安全は、アナタが自分を捨ててこそ成り立つものだったからです。
<このままだとどうなるか>
欲しいはすの、優しさや温もりといった人からの愛情。
けれど、それを受け取ってしまうと、
ひとりぼっちな自分
守ってもらえない自分
見放された自分
居場所を失った自分
愛されない自分
を感じてしまうんです。
アナタが
自分の世界を築き、
自分の幸せを追求し、
自分の信じたい人を信じて生きていく、
そうしようとすればするほど
裏切りものの自分
見捨てるひどい自分
存在価値のない自分
を感じてしまうんです。
自分を持つと、アナタは守ってくれる世界を失うことになるんです。
だから、人からの優しさや愛情を受け取ることを拒んでしまいます。
そうしていれば、今までの世界で生きていくことができるから。
けれどそれを続ける限り、アナタは自分を捨て続けないといけません。
相手をシアワセにすることでしか、自分のシアワセを感じることができなくなってしまいます。
アナタ自身のシアワセを、アナタの意思で掴むことが一生できないということになってしまいます。
<解決に向けて>
アナタは両親のことを、大好きで同時に憎んでもいませんか?
そのモヤモヤが、今の人間関係でも同じように起こっていないでしょうか。
両親の虚しさや悲しさという無力感や無価値感をずっと感じてきたのではないでしょうか。
だからこそ、埋め続け、役に立ち、期待に応えることで、アナタ自身も自分の存在価値を感じることができていたんです。
アナタが周りからの優しさや愛情を受け取り、自分を持ってしまうと、この両親のために生きることができなくなってしまいます。
人の優しさを受け取れないのではなく、受け取ってしまうと
親を見捨てるような
自分が見放されるような
そんな怖さをアナタがずっと抱えているということなんです。
アナタは
怖さで自分を縛り、今の安定を選びたいのか。
怖さを超えて、自分のシアワセを掴みに行きたいのか。
アナタがこことじっくり向き合うこと。
そこから、どうしたいのかを決めること。
どうしたいのかを選べるのは、アナタしかいないんです。
アナタが人の優しさを受け取ることは、両親を裏切ることでも、見捨てることでもないのだから。
<個人セッションのお知らせ>
4月の個人セッションの予定を出しています。
アナタの問題解決に向けて、どうぞご利用くださいね。