福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
さあ、幼稚園でも新学期です。
子どもたちも、進級したり、入園した喜びを感じながらも、同時に今までとの違いも肌で感じ取っています。
今までなら何てこともなかったことにナイーブになったり、イライラしやすくなったりするのは当たり前の時期とも言えますね。
子どもたちは、その場でどかーん!と
泣いたり
怒ったり
自分の欲求を出すことができるんですが。。。
これができないと、ずっと感じた悲しさから立ち直ることができませんよね。
ずっと立ち直れない時は、人とつながりたいと思いながらも、人と会うと傷つけられてしまう感覚が強く、段々とひとりになっていく。。。
悲しみや寂しさや辛さを、誰とも共有できずにどんどん孤独を増していってしまいます。
悲しみや寂しさや辛さを誰とも共有できないことほど、人を孤独にするものはありません。
悲しみを引きずると、人は孤独になっていきます。
孤独が続くと、鬱や睡眠障害、何かへの依存や自殺未遂などさらに苦しい状況へと向かってしまうことがあります。
これって、悲しみを感じたことが問題なんでしょうか。
今日はそんな悲しみを感じたくない心理、
「悲しみから立ち直れない。。。」というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
どんな人でも、悲しさだけを感じないように生きていくことなんてできませんよね。
悲しみが続いて、立ち直れないことの本当の問題はどこにあるのでしょうか?
それは。。。
自分自身を見れないこと、なんです。
悲しい出来事が起こった時、悲しいというアナタの気持ちを自分で受け入れたり、人から受け入れる手伝いをしてもらった時は、その時に悲しみを感じることができて、存分に悲しむことができます。
悲しむ自分を許可できるんです。
しかし、あまりにも悲しすぎて受け止めきれないようなことがあると、
悲しみを
否定したり
拒否したり
逃避したり
別の感情に変換したり
誰かのせいにしたり
することで、アナタは自分を守ろうとします。
自分が悲しむことに許可ができないんです。
<このままだとどうなるか>
自分が悲しむことを許可できないということは、アナタはアナタを否定するということなんです。
悲しみを否定することで自分を守っているはずなのに、自分で自分を否定しながらアナタは生きていくことになってしまいます。
ずっと別れを認めず、寂しさや悲しさや辛さを心の奥底に隠しこんで何とか忘れようとします。
- 他の誰かで埋めようとしたり
- 何かをすることで紛らわせようとしたり
- 幸せなことしか見られなくなったり
- 時間が解決する、とひたすら我慢したり
- 寂しさや悲しみなどのネガティブな感情を否定したり
そんなことをしながら、立ち直る日を待ちます。
でもね!!!!!
待っていても立ち直れる日は遠いんです!!!!!
寂しさや悲しみ、自分のネガティブな感情、弱さや恐怖、これらを押さえつけることで立ち直ることはできないんです。
それらの恐怖や、それに結びついている感情が自分の価値とは関係がないことを、自分が身体と感覚で腑に落ちないと、いつまでも別れを否定しながら自分を保たないといけなくなります。
<解決に向けて>
悲しみを何と繋ぐのか。。。
それは、自分自身です。
悲しみとアナタ自身を繋ぐんです。
アナタが悲しみから立ち直れないのは、悲しみを通して感じた自分への否定が癒されていないからなんです。
けれどアナタは、
自分自身を否定することで、悲しみを避けることができて、自分の不安を消すことができていたんです。
悲しみを感じてしまうと、自分の不安や恐怖とも向き合うことになります。
まさに自分自身に向き合うことになるんです。
悲しみから立ち直れないことの本当の問題は、
自分自身の不安や恐怖に、自分が向き合えないこと。
アナタが自分で自分を否定していること。
これが問題なんです。
悲しみは、あなたがダメだから起こったのではありません。
悲しみは、あなたの価値とは関係ありません。
悲しみは、あなたのせいではありません。
アナタの中で否定している悲しみや自分自身を、アナタはどうしてあげたいですか?
<個人セッションのお知らせ>
4月の個人セッションの予定を出しています。
アナタの問題解決に向けて、どうぞご利用くださいね。