福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
自分のことを決められない。
こんな感覚を持っている人、ジツは多いのかもしれませんね。
自分がどうしたいのか分からない。
誰か教えてほしい。
そうして自分という存在がどんどんなくなって苦しくなっていく。
自分のことなのに
決められない。
分からない。
どうしてなんでしょうか???
今日はそんな自分のことなのに自分で決められない心理、
「自分のことを決められない。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
ここにあるのは自己重要感の問題です。
決められない、と感じながらも本当は決めていいんです。
だって自分のことだから。。。
けれど決めてしまうことに、大きな恐怖があるんです。
過去に、アナタが自分自分のことを決めてしまうと困る誰かが家族の中に存在した、ということなんです。
アナタが
自分の意思で
自分の考えで
自分を持って
決めてしまうと都合が悪いと感じる人が家族の中にいたんです。
だから、アナタが自分のことを決めようとすると
拒否したり
否定したり
怒ったり
無視したり
困った顔をしたり
そうやって諦めさせようとしてきたんです。
そしてそれが続くと、アナタは
わたしが何を言っても聞いてもらえない。。。
わたしはどうせ分かってもらえない。。。
わたしが何をしても否定される。。。
わたしはどうせ愛されない。。。
そんな行き場のない気持ちを
わたしが悪いから。
わたしが足りないから。
という罪悪感で自分で決めることを、アナタの素直な欲求を出すことを、抑えていくようになります。
自分のことを決めなければ、
自分の欲求を出さなければ、
相手に合わせていれば、
ひとりになる孤独の怖さ
愛されない絶望
自分はダメという無価値感
このイヤで怖い感情を避けることができるんです。
<このままだとどうなるか>
自分で自分のことを決めない代わりにもらえる安心。
これはアナタが本当に望むものではありません。
だから自分が分からなくなって、どんどん苦しくなってしまいます。
けれど自分を持ってしまうと先程の恐怖を感じてしまうと信じているので、自分そのものを諦めていってしまいます。
アナタは自分には何もできないと、自分のことを自ら無力な存在にしてしまうんです。
諦めて無力にしておかないと自分は生きて生きていけないんだ、自分のチカラを失わせてしまうんです。
アナタは、
自分を無力にして、
チカラを消して、
生きることに意味も希望も何も持てずに、苦しさとしんどさを抱えながら生きていくことになるんです。
<解決へ向けて>
アナタが今の状態が苦しければ苦しいほど、そこには大きなメリットも同時に存在しています。
自分で決められず、自分を感じないことは苦しいけれど、
自分に触れずに安全で、自分の感じたくない感情を感じなくていいんです。
自分を
無くしていれば
抑えていれば
ガマンさせていれば
アナタは生きることができたから。
どちらもアナタは怖いし、つらいんです。
自分で決めることも。
自分を無くすことも。
そのどちらの自分も認め、感じていく。
まずはそこから始めませんか?
アナタが自分の感じたくない感情に触れてでも、自分を持ちたいのかどうか?
アナタがアナタに何度でも聞いてあげましょうね。