イヤって言ってない。

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。

 

わたしってば、何だかストレスが溜まってるなあ。。。

そんなこと、ありますよね。

だけど何でだろう?

自分の思ったことは伝えてるし。

自分の意見も言えてるし。

そんなにガマンしてるつもりもないのに。

 

こんな時、アナタの感じているモヤモヤの感覚は正直なんです。

 

伝えいても、言えていても、ガマンしてないつもりでも、それだけでは問題解決ではないからなんです。

 

今日はそんな、自分の意見を言えてるはずなのにモヤモヤしてしまう心理、

 

「イヤって言ってない。」

というテーマで書いていきます。

 

 

<本当の問題は何か>

これ、実は共依存の問題があるんです。

なぜ?

自分をしっかり出してるのに?

と思うかもしれませんが、大事なのはその自分を出したあとに、アナタがどうしているかなんです。

 

自分の意見を言う、伝える。

それで相手が受け入れてくれた時は何も問題は起こりません。

 

問題は、

相手から

イヤな顔をされた。

否定的な態度が返ってきた。

拒否された。

怒らせてしまった。

傷ついてしまった。

その時に起こるんです。

 

アナタは咄嗟に、

怖い!

めんどくさい!

モメたくない!

そんな気持ちが出て来ないでしょうか?

だから、これって、

本当は自分のイヤを最後まで伝えきることはできていません。

 

アナタは伝えているつもりでも、最終的に相手の反応によって、引っ込めているんです。

 

イヤを言えてないんです。

 

 

 

 

 

そうして、少しでもその雰囲気を察知すると、出した自分の意見や感情を引っ込めて、相手に合わせたり、優先したりする。

 

 

 

拒否されたり、否定されたり、無視されたりすることが、すごく怖いんです。

だけど、その怖さを感じないようにすぐに自分をガマンさせることで収めてしまおうとするんです。

それくらい、相手の反応が怖い自分がいるんです。

 

そして、相手を傷つけたり、悲しませたりしてしまうようで耐えられなくなってしまう。

自分を悪者にして、自分が悪いことにして、そうして相手を優先させているんです。

 

これは親子の役割逆転です。

 

アナタは、ずっと一方的なコミュニケーションをしてきたり、かわいそうだったりした親の心理的なお世話をしてきていませんか?

 

大切な人を、

悲しまないように。

傷つかないように。

壊れてしまわないように。

 

親の

怒りや

恐怖や

悲しみを

自分のものとして感じて、まるでお母さんのお母さんのように、支えてあげる。

 

だからアナタは、まるで今もお母さんと関わっているかのように、周りの人とも今も関わっているんです。

 

 

 

<このままだとどうなるか>

自分としては意見を言っている、伝えている、そのつもりでも、最終的には自分を抑えてガマンすることを選んでいるので、もちろんイライラやストレスは溜まってしまいます。

 

自分を最後まで守ることができていないから。

 

自分の意見や感情を一度出しただけで、相手の態度によってその対応はすぐに変わってしまい、自分の意見や感情を通していません。

 

自分を貫いていないんです。

 

だから結局、相手に主導権を渡して、自分の中にある「イヤ!」という気持ちを大事にできていないんです。

 

自分の欲求や感情を素直に出すことは、相手を

傷つける。

悲しませる。

怒らせる。

そうなることだと信じてしまうんです。

 

アナタはこのままだと、ずっと自分を抑えつけて、ガマンして生きていくことになってしまいます。

 

<解決に向けて>

自分の意思や感情や欲求を出しているようで、相手の態度によってすぐに変わってしまう。

実は、イヤって言ってない。

問題はそこなんです。

アナタが肝心な時に、自分のイヤを貫けていない。

アナタがアナタを大事にできていないんです。

 

アナタが自分の気持ちを大事にすることは、大切な人を

悲しませることではないんです。

怒らせることではないんです。

傷つけることではないんです。

 

アナタが親の心理的なお世話をずっとしてきているのなら、アナタはきっと自分だけが

自由に

楽しく

幸せになることが

怖くてたまらないはずです。

 

けれど、アナタがどれだけ尽くしてお世話をしたとしても、お母さんは幸せを選ばないんです。

 

それどころか、より不幸になっていくんです。

 

人を幸せにすることだけが、アナタの幸せではありません。

アナタがアナタを幸せにしたいかどうか。

 

そのために、

アナタがアナタを大事にするために、イヤをしっかり表明すること。

 

自分のイヤを本当に言えているのかどうか、自分にしっかり聞いてみてくださいね。