福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
タイフーンな福岡です。
色々と物をしまい込むんですが、こんな所にこんな物が!?とこの作業をしていなかったら見つからなかったであろう物が発見されたりする、それがタイフーン。
タイフーンに限らず、何かをキッカケに気がつくことってありますよね。
自分の心の傷に気がついた時。
自分の問題に気がついた時。
自分の今の状況に気がついた時。
アナタはとにかく
早く
すぐに
全てを
解決したくなりませんか?
その気持ち、よく分かるんですが
これって実はとても危険なんです。
今日はそんなすぐに全てを何とかしたくなる心理、
「とにかく前に進みたい!」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
自分の問題に気がついて、前に進むことはいいことなんじゃない?
そう思うかもしれません。
アナタが自分の感情を感じないこと、これが何よりの問題なんです。
自分の今の状況がツラい。
どうしてこうなったのか原因を知りたい。
理由が分かって、自分の問題が見えた。
そしてその問題がいくつもあると気がついた。
そんな時、人は焦りますよね。
早く何とかしたい!という気持ちになるのはよく分かります。
とにかくすぐに解決したい、言わば
問題をやっつけたい!
何とか取り返したい!
すぐに立て直したい!
こんな気持ちになるんだと思いますし、実際にわたしもそんな思いを感じた経験があるからよく分かります。
けれどこの時、慌てれば慌てるほど、急げば急ぐほど、大切なものを置いてけぼりにしがちなんです。
その大切なものって何だと思いますか?
それは、
アナタの気持ち。
アナタの本音。
アナタが感じてきた感情。
です。
言葉で聞くと、ふむふむ。そうだろうよ。と思うかもしれません。
けれど実際、この自分の感じてきた気持ち、感じている想いを無視したまま、前にどんどん進んで行こうとすることはよく起こります。
だって、
その感情そのものを感じることをアナタは今まで避けてきたのだから。
<このままだとどうなるか>
自分の感じてきたものを封印して、見ないように、感じないようにすることで、アナタは自分が壊れてしまわないように、何とか自分を守ってきたんです。
けれど、自分の一番イヤなものを避けて逃げたまま、自分の怖さだけを無くそうとしても、アナタは変わることはできません。
感じてきた感情を感じずに切ることで守ってきた自分を握りしめたまま変わろうとしても、誰かに変えてほしい!という依存心が強くなっていくだけです。
アナタの感じてきた感情、それは
悲しくて。。。
ツラくて。。。
腹が立って。。。
苦しくて。。。
寂しくて。。。
そんな深い深い絶望。
これを感じてしまうのが、アナタは何より怖かったんです。
本当は進む方が怖いんだ、というアナタの本音を無視して無理に形だけ進んでも、怖さはどんどん膨らんでいってしまいます。
<解決に向けて>
アナタが本当はずっと感じてきた、生きることへの絶望感。
感じたくても感じられなかったのは、絶望を感じて崩れて壊れてしまいそうな自分を、誰からも守ってもらっていないからですよね。
そして、守ってもらえない自分を信じ続けてきたのは、
求めて拒否される怖さ
求めても変わらない現実
そんな新たな絶望感をもう感じたくなかったからですよね。
それほど、アナタは傷ついてきたんだと思います。
けれど、
それほどまでに傷ついた自分自身を、1番放ったらかしにしているのは、もしかするとアナタではありませんか?
傷があるのに、その傷を見ないまま歩くことを続けても、余計に苦しくなるだけです。
アナタがアナタを感じることなく、アナタの人生を前に進めることはできないんです。
まずはアナタが、
アナタの感じてきた気持ちに目を向けていきましょう。
アナタが避けてきた気持ちを感じていきましょう。
アナタが逃げてきた気持ちを受け止めていきましょう。
そこから、アナタはアナタのために自分の本心から前に進みたいと思えるようになりますよ。