福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
相手のことを信じられない。
そんな気持ち、よく聞きます。
大好きな人が言ったその言葉をそのまま信じたらいいのに。。。
大切な人が温かく見守ってくれているのを喜んだらいいのに。。。
大事な人を自分も大事にしたいのに。。。
相手のことを疑ってしまう。
疑わずにはいられない自分がいる。
今日はそんな相手と近づけば近づくほど不安も嫌悪感も募っていく心理、
「疑わずにはいられない。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
ここにあるのは、愛着の問題です。
近づくほど、疑ったり否定したりしてしまう。
それはアナタの中に、
愛する人は、
自分の前から居なくなる。
自分を裏切って傷つけてくる。
自分のことを捨てる。
そんな怖さを抱えているからです。
だから、最初から信じずに疑って、自分が傷つかないように守っているんです。
予期不安で自分が傷つかないように守っているんですね。
自分を不安にさせていれば、
傷つくかもしれない
捨てられるかもしれない
そんな未来を防げると思っているから。。。
だから相手のちょっとした仕草や発言を見ては、不安や嫌悪感を感じて、
やっぱりこの人はわたしを裏切るつもりなんだ!と疑うことをやめられなくなってしまいます。
<このままだとどうなるか>
アナタは
相手を信じない。
相手のことを疑う。
そうすることで、自分を守り、安全を感じているんです。
本当に裏切られたり、捨てられたり、大切な人が目の前から居なくなってしまうと、アナタはひとりぼっちで生きていけないと感じますよね。
けれど、そのまま大切な相手を疑い続けていたら、信じようとしてれている相手は、いつまでも信じてもらえない自分に気がついて、ガッカリしてウンザリして、アナタの元から去って行ってしまうかもしれません。
その時アナタは思ってしまうんです。
「あぁ。。やっぱりね。。。」
そうやって捨てられる自分を強く強く握りしめていくことになります。
捨てられるのが怖いから信じない。疑う。
だけど、そのアナタの傷つきたくない!という思いがまた、アナタを孤独にしていく。。。
<解決に向けて>
傷つきたくない思いがあるから、信じられないし、疑ってしまう。
アナタはずっと自分のことを
捨てられてしまう存在。
もう捨てられている存在。
だと思っているのではないでしょうか?
これ以上、
傷つきたくない。
みじめになりたくない。
愛されない自分を感じたくない。
その思いで、自分のことを守ってきたんですよね。
けれど
信じると捨てられて傷つく。
アナタがそう信じている限り、どれだけ相手を信じてみようとしても、それは難しいんです。
アナタは傷ついているんですよね。
大切な人から
捨てられたと感じ、
見てもらえないと感じ、
分かってもらえないと感じてきたことに。
どんな自分でも愛してもらえなかったことに。
だからこそ、不安で自分を止めていると気がついたら、アナタがアナタの傷をまず見て、感じてあげることだと思います。
その自分に声をかけてあげてほしいなと思います。
悲しかったね。
苦しかったね。
辛かったね。
見てほしかったね。
分かってほしかったね。
傷ついたね。
愛してほしかったね。
まずは、アナタの傷をアナタが分かってあげることから。。。