福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
♪こうなったらいいのにな
という歌もあるように、人はこうなったらいいな、と思うことがありますよね。
ましてや、今が辛かったり苦しかったりすると、尚更、今ではない自分を想像したりします。
想像の時はまだいいんですが、今の自分ではない自分になるために、アナタが必死で努力を重ねているとしたら。。。
今日はそんな、今の自分ではない理想の自分になりたい心理、
「理想の自分を追い求めて。。。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
ここにあるのは自己重要感の問題です。
やりたいこと、なりたい自分のそのキッカケが
アナタの自己否定からきていることがあるんです。
なぜ、アナタは
今、それをやりたいのでしょうか?
今、その自分になりたいのでしょうか?
今の自分を足りない、満たしていない、到達していないと感じていると、更なる高みを目指して今のダメな自分を消そうとするんです。
今の自分を消すために頑張るワケですから、一点の曇りもない、どんなことでもできる完璧な、まさにワタシ失敗しないので!!!な自分を目指すことになります。
その自分を目指すことは、アナタにとって高いハードルや壁になりますよね。
最初の設定がそもそも、ワタシ失敗しないので!!!なので、それは無理があるんです。
何も失敗しない完璧な人間なんていないですから。
なのに、どうしてアナタは高すぎるハードルを自分に設定してしまうのでしょうか???
自分はどうせダメ。
これがアナタが自分に決めた決定事項だからです。
<このままだとどうなるか>
このままアナタが完璧な自分を目指し続けるとどうなるでしょうか?
だから、アナタは途中で挫折します。
そして、
「やっぱりワタシはダメだった。。。」と
自分で自分のダメさを確認して、また自己否定を募らせていくんです。
ハードルが高ければ高いほど、自分のダメさを再確認します。
イヤなのに、何度も確認するのはどうしてだと思いますか?
それは、
ダメな自分にガッカリしながらも、いつものダメな自分に安心するからです。
自分はダメなんだ。
そう感じることはイヤなのに、自分が自分をダメなんだと決めてしまっていると、アナタはそこから出ることがとても怖くなります。
今までの自分が変わるということは、人間にとってそれほど怖いことなんです。
自己否定をする自分がダメだから自分を変えようとしても、アナタが自分をダメだと決めている限り、できずに自分を責めるということを何度も繰り返してしまいます。
<解決に向けて>
そもそも、アナタはダメな人間ではありません。
それなのにどうして自分をダメだと決めつけてしまったのでしょうか。
アナタは幼少期から、自分がダメでいることで
誰かを助けてきませんでしたか?
誰かを守ってきませんでしたか?
誰かの役に立ってきませんでしたか?
そうすることで、アナタは自分の安全や自分自身を傷つかないように守ってきたのではないでしょうか?
けれどアナタが解決しないといけないのは、
自分はダメだと思い込んでいることでしか、自分の生きる道を見つけられていないことなんです。
自分はダメだと
自分を否定することで、誰かを安心させてきたことなんです。
ダメなアナタでいることで、誰かを満足させてきたことなんです。
ダメな自分が安心だなんて変ですよね。
これからも、アナタは自分を蔑ろにしたいでしょうか。
アナタの中から、そんなのイヤだ!という思いが出てくるのなら、アナタはもうそも世界から出ていいんです。
誰かが連れ出してくれるのをただ待つのでなく、アナタが自分から出ることを決めたらいいんです。
この世界にいる必要はないとアナタが心から思うのであれば、そこからもう出ていきませんか?