福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
秋も深まりを終えて、冬へと向かいましたね。(突然、詩人みたいなことを言い出すのも秋の特徴なのかしら?)
毎朝起きるのが震え上がる日々です。。。
日が落ちるのも早く、夜明けも遅い。
そんな季節に、物悲しさを感じるという人も多いですよね。
あぁ。。。
何だか寂しいなぁ。。。
そう感じることも多い季節です。
けれど、寂しさや悲しさやストレス等が心と身体に及ぼしてくるダメージばかりが大きく取り上げあれたり、認識されたりすると、
「そんなに悪いものなら、感じないように生活するようにしよう!」
と感じた寂しさを
何かで
埋めようとしたり
紛らわそうとしたり
消そうとしたり
自分に感じる隙間を与えないようにしてはいないでしょうか?
コレ、あとあと自分にしっかり返ってくるんですよ。。。(経験者は語る!)
とは言え、寂しさと上手く付き合いましょう、なんて言われてもどう付き合っていいかも分からないし。。。
今日はそんな、この寂しいという自分の想いをどうしていいか分からない心理、
「どうしようもなく寂しい。。。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
では、寂しさを感じる時というのはどういう時でしょうか?
・人との別れを経験した時
・誰とも繋がらず孤独な時
・自分の欲求が満たされない時
・寂しかった想いが呼び起こされた時
こんな時に、人は寂しさを感じるのだと思います。
そしてその寂しさを感じた人生の節目に、誰かに寄り添ってもらえていないと、人はずっと自分のその寂しさを確認することができずに、どうすることもできず、立ち尽くしてしまいます。
自分の人生が大変だった時に、ひとりで頑張って乗り越えてきているからこそ、アナタは今、寂しさを感じているんです。
どうしようもなく寂しい。
それはアナタが、人生の肝心な時にひとりだった時に、助けてもらえず、ただただその状況に飲み込まれてしまったアナタの
漠然した不安
言いようのない孤独
なのではないでしょうか。
自分には、この状況に対応するチカラはない。
自分には、何もできない。
その無力感や絶望感に圧倒されているんです。
アナタの寂しさは、アナタの中に自分への
自己信頼感
自己重要感
が下がっている時に感じる感情なんです。
<このままだとどうなるか>
自分には自分の感情を受け止められない。
受け止めるチカラなんてない。
アナタが自分のことをそう思ってるほど、アナタは自分の外側を埋めようと努力します。
むしろ、努力することで寂しさを忘れてようとします。
努力して埋めたいのは、
愛されない自分
必要とされない自分
居ても居なくてもいい自分
分かってもらえない自分
助けてもらえない自分
なんです。
けれど、それはアナタが埋めようとすればするほど深く大きな穴になっていきます。
本当にほしいものを別のもので埋めようとしても、
アナタの心は満たされることはないからです。
<解決に向けて>
寂しくてどうしようもない時。
アナタがその気持ちから逃れることはできないんです。
ひとりはラク。
ひとりでできる。
ひとりがすき。
だけどひとりは寂しい。
このだけど。。。の後の気持ちも自分が受け止めてあげることが大事なんです。
寂しいというネガティブな気持ちを、すぐにポジティブに変換しようとするから、どうしていいか分からくなるんです。
自分の本音を否定するから、いつまでも淋しさの中にアナタは居続けないといけないんです。
寂しい。
そのアナタの本音をアナタは否定していませんか?
自分にはどうにもできないと思っていませんか?
人は弱いものです。
そして同じくらい強いものです。
その寂しさを、アナタはどうしたいですか?