人の言動に振り回されてしまう。〜依存の心理〜

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。

 

早いものでもう年末ですね。

わたしは、今年1年があまりにも早かったことに驚愕しています。。。

体感ではわたしの今年はまだ3ヶ月くらいしか経っておりませんの。。。

このままでは、わたしの10年は2年半くらいの感覚ですぎて行くのでは!!!と慄く1年となりました。。。

 

わたしの1年のペースに限らず、人にはそれぞれ自分の流れやペースがありますよね。

けれど周りの人に敏感に反応して、自分が不安定になってしまう。

そんな人も多いですよね。

 

不機嫌な人を見ると落ち着かない。

あの人がこう言ったからそうする。

強く言われると断れず受け入れてしまう。

悲しそうな顔を見ると何かしてあげたくなる。

喜んでもらいたくて合わせてしまう。

相手の一言にひどく傷ついてしまう。

 

こんな風に、他人の言動にいちいち振り回されてしまう。

それはアナタが自分自身の感情を自分で分からないから起きています。

自分で自分が分からないから、周りの誰かに依存するしかなくなります。

自分のことを誰かに預けてしまわないといけなくなるんです。

今日はそんな、

「人の言動に振り回されてしまう。〜依存の心理〜」

というテーマで書いていきます。

 

 

 

<本当の問題は何か>

相手に振り回されてしまうのは、自分自身よりも他人に依存しているからなんです。

周りの人が自分をどのように扱うかで、自分の価値が決まってしまうんです。

人からもらう自分のへの態度が、自分の評価だと感じています。

自分を評価してもらうためには、自分のことを構うよりも、相手の目を気にして生きることの方が大切になります。

 

 

愛されたい

嫌われたくない

捨てられたくない

守られたい

分かってほしい

その思いからアナタは全ての行動をしているんです。

そしてその行動は、相手のことを見ているようで全く見ていません。

だからといって自分のことを見ているかというと、自分のことも見ていません。

相手から見た理想的な自分を見ているので、いつも自分を誤魔化して不安ばかりが増えていき、誰かに依存して安全を求めるようになります。

 

人に振り回されるのが辛いのに、振り回されることが安全になっているんです。

振り回されている間は、アナタは本当の自分を見なくていいんです。

 

<このままだとどうなるか>

アナタが自分の本当の自分を見ずに、相手に振り回され続けることは、

愛されない自分・人を愛さない自分

嫌われている自分・人を嫌う自分

捨てられる自分・人を捨てる自分

守られない自分・人を守らない自分

分かってもらえない自分・人を分かろうとしない自分

をどんどん強化していきます。

 

そんな自分を

イヤだと感じたり、

避けたかったり、

認めたくなかったりするので、

アナタはより自分に目を向けず、相手に振り回されながら、相手に依存することをやめられなくなってしまいます。

 

けれど振り回されるのは苦しいので、そんな自分ではないのだと本当の自分を見ないでいいように、本当の自分を消し去ろうとするんです。

 

自分が無くなった時、

自分という意志を失った時、

自分という基盤を作ろうとしない時、

人は誰かに強く依存するようになります。

 

自分が本当の自分を見ようとしない時、依存はやめられなくなります。

 

依存は相手への要求を際限なく大きくしていきます。

 

アナタの依存心が強まれば強まるほど、相手への不平不満をどんどん抱えて生きていくことになります。

 

<解決に向けて>

自分はこう思う。

自分はこれがしたい。

その自分から湧き上がる欲求があるから、自分のために行動することができるんです。

アナタが見たくない本当の自分から逃げてしまう限り、アナタは自分を失くしていきます。

アナタが見たくない本当の自分に直面する勇気を持った時、アナタから自分を生み出すことができます。

 

アナタは自分を

失くしたいですか?

生み出したいですか?