福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
仕事始めを迎え、年末年始を忘れてしまうくらいに日常が戻ってきましたね。
日常。
いつもの仕事や、家事や、やるべき事。
人間ですからそれがあるのは当然のことです。
「ああ、もっと休んでいたいなあ。」
「もう、動きたくないなあ。」
休んだ後にそう思うのも、その気持ち分かるぅ!ですよね。
けれどその休んでいる時に、アナタはどんな気持ちを感じているでしょうか。
解放されて嬉しいはずなのに、どういう訳かモヤモヤしてきたり、不安になったりする。
何もしなくていい、日常から離れた時ほど怖くなってくる。
実は、休んでいてもそんな休んだ時に落ち着かなくなる体験をしている方は多いです。
今日は、休んでいいのに休むと不安がいつもつきまとう心理、
「いつも不安。。。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
アナタの中に不安がずっとあるのは、アナタの自分の存在が不確かだからです。
ありのまま、そのもののアナタを自分が受け入れることができないと、いつも自分が自分でいることができずにずっと不安を抱えます。
アナタは、子ども時代からきっとイライラやモヤモヤ、言葉にできない自分の不安や恐怖をわかってもらい、守ってもらうという実感が薄いのではないでしょうか?
そもそも子どもは、色々な欲求を出します。
それは何より当たり前のことです。
その時の親の対応が、
①子どもの求めることに応える。
のか、
②親の求めているものを与える。
のかでは、子どもの心の成長に大きく影響してきます。
①は子ども時代を楽しみ、不安なことが起こったとしても、その不安を分かってもらい、守られることで解消していくことができます。
②は子ども時代がいつも不安で、その不安を誰にも分かってもらえず、親の一方的な見方を押し付けられ、不安はいつまでも解消されることがありません。
不安なので、何とか親の求めることに応えることで安心を得ようとします。
けれど本当に求めている安心をもらっていないので、ずっと不安なままです。
わたしが足りないから。。。
ぼくがダメだから。。。
だからその不足を補うように、親の欲求を満たしている自分になろうとします。
そうしていれば受け入れられ、そうでなければ拒否される自分を信じていきます。
<このままだとどうなるか>
そのままの自分の存在を受け入れてもらっていない。
この不安が続いた先に待っているのは絶望です。
自分という存在を否定、拒否されているとアナタが自分で感じているからずっと不安なんです。
その自分の不安を避けるために、誰かや何かを否定したり、拒否したりするようになります。
子どもの頃、自分を存分に分かってもらい、守ってもらうことで、人は成長した時に誰かを分かろうとし、守ろうとするようになります。
それが叶わず、不安な自分を消すために相手を分かろう、守ろうとしてもアナタの不安はどんどん大きくなるんです。
不安だからアナタはもっと相手を分かる自分、相手を守る自分を演じていきます。
本当の自分を知られないように、アナタはアナタをどんどん消していってしまうんです。
<解決に向けて>
アナタが自分を消していって、安心を感じることができるでしょうか?
誰がアナタを不安にさせているのでしょうか?
自分を不安にしてまで、アナタは誰を安心させてきたのでしょうか?
アナタに必要なのは、
自分の心がまだ子どものままであることを、アナタが受け入れることです。
そのままの自分を愛されたかったけど、欲しい愛情が貰えずに、愛情が欲しくて欲しくてたまらないと叫んでいる子どもの自分が存在するのを認めることです。
自分を誤魔化して、偽ったままで、アナタが安心できる日は来ないですよね。
アナタは自分を
受け入れたいですか?
偽りたいですか?