ガマンという守り方。

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。

 

寒いです、福岡!!!

極寒から我が身を守るため、冬眠したいくらいの気持ちではありますが。。。

けれど、ていやっ!と外に出て寒さが身にしみたあとに入るお風呂のあったかさは、格別なものがありますよね。

こもっていれば幸せ、とも言い切れないものです。

 

 

アナタは寒さからだけではなく、自分の身を守ることをする時、どのようにして守っているでしょうか?

アナタはこんなこと、ないでしょうか?

 

・モメるのがイヤでケンカをしない。

・怒られるのがイヤでガマンをする。

・相手を優先して自分を犠牲にする。

・人と深い付き合いができない。

・やりたくないのにやってしまう。

・自分の本音が分からない。

 

これ実はお悩みのようで、アナタが自分のことを守っているんです。

 

いつも何となく相手に合わせながら、モメずに表面的な付き合いをする。

そして寂しさを抱えながらも、相手にそれを伝えることができずにいつもガマンしている。

 

人間関係でこういう付き合い方をする人は、多いのではないかと思います。

 

そうやって、相手との関係が気まずくなったり、ケンカになったり、離れてしまわないように守っているんです。

 

今日はそんなアナタの自分の守り方がどんな心理から来ているのか。

「ガマンという守り方。」

というテーマで書いていきます。

 

 

 

<本当の問題は何か>

こうやって、自分が相手のことを本当に好きなのかどうか分からないのに良い関係を築こうとしてしまうのは、アナタと相手との間に信頼関係がないからです。

 

そして、アナタ自身に自分を信じているという感覚がないからです。

 

自分は愛されているという実感がないからです。

 

自分はいつもどこか欠けている感覚で、本当は自分は何も持っていないという空っぽさがあるのではないでしょうか。

 

だからその

欠点

弱点

ダメさ

を何とか理想の自分になることで補おうとしていきます。

 

完全で完璧な自分であれば、愛されるのだと信じて。

 

だから

日常的に本来の自分を隠そうとします。

自分の本音をガマンしようとします。

自分ではない誰かをいつも演じてしまいます。

 

そうやって自分を必死に守ってきたんです。

 

けれど守ってきたはずが、自分を大きく苦しめることになります。

 

この守り方は、

アナタが自分自身であることを許さない!

という自分への攻撃だからです。

 

 

<このままだとどうなるか>

アナタは自身を守っているどころか、いつも激しく自分を攻撃しています。

その攻撃は、かつてアナタ本当はもらえるはずだった安心感をもらえなかったことに対する

抗議

怒り

憎しみ

悲しみ

寂しさ

です。

 

本来の抗議するはずの相手に出来ず、行き場のなくなった思いはアナタ自身へと向かいます。

 

そして、その矛先は向かいます。

自分よりも立場の弱い人へと。

子どもや部下、後輩。

そういう人達に対して傍若無人に振る舞います。

コイツならいい。

コイツは分かるはず。

そうやって甘えと依存心で相手と繋がり続けてしまいます。

 

アナタを守ってきたはずのガマンは、アナタ自身を攻撃して、そしてアナタの周りからは誰も人が居なくなっていく孤独な未来を作っていきます。

 

 

<解決に向けて>

相手から好かれるために、自分をガマンして傷つくことを避ける。

これは、アナタがもうすでに深く傷ついているからです。

アナタに自分を信じるチカラが残っていないんです。

 

アナタは完璧だから愛されるワケではありません。

優秀だから愛されるワケではありません。

アナタはアナタだから愛されるんです。

 

その感覚が分からない時、アナタは自分を信じていません。

愛されない自分を信じているから。

 

アナタはこれから

愛される自分を信じたいですか?

愛されない自分を信じたいですか?