福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
先日、地震がありましたね。
リアルタイムで揺れを感じたり、ニュースを見て不安になったり。。。
そして、何かを思い出して怖くなったり。
人にはそういう瞬間的な反応があります。
そして、怖さを感じたその瞬間。
怖さから逃げる。
怖さから隠れる。
怖さを避ける。
怖さに固まる。
怖さを感じないようにする。
反応はそれぞれあると思いますが、人は恐怖を感じることから何とか逃げたいものです。
怖い!
けれど、その怖さを何とかしようとしても、どうしていいか分からない。。。
それがまた怖い。
逃げるためには、怖いなんて感じてられない!
怖いなんて言ってられない!
だけど、その怖さは感じないようにしても消えるものではありません。
そして、今のこの瞬間の怖さを感じないことがアナタを本当の恐怖から守っているのかもしれません。
今日はそんな、怖さを何としても感じたくない心理、
「怖いなんて言えない!」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
怖いと思ってしまったら。
怖いと実感してしまったら。
アナタには、もっと怖いことが待っているのだとしたら、それは何が何でも怖さを感じるワケにはいきませんよね。
本当は怖いのだと感じてしまったら。。。
もう自分は頑張れなくなってしまう。
これ以上、頑張ることができなくなってしまう。
アナタが怖さから逃れ、生きることを懸命に頑張ったのは、大切な誰かを助け、その大切な人を守り、癒すためではなかったですか?
そしてそれができない、叶わない。
その事実を目の当たりにしていまうと、アナタは生きていることそのものに意味を失ってしまう。
だからこそ、アナタは必死に自分の怖さに目を向けず、生きるために自分の本当の気持ちを消そうと頑張ってきたのではないでしょうか。
<このままだとどうなるか>
だけど、どれだけ怖さと戦って誰かを守り、感じないようにして自分を奮い立たせてみても、本当はアナタだって怖いんです。
自分だって甘えたい。
自分だって助けてほしい。
自分だって愛されたい。
だけど、怖いと言って自分の一方的な献身の現実を見ると、辛すぎて、耐えられなさすぎて、自分があまりにも悲しくて、壊れそうで直視できなかったんです。
アナタはその大事な人のために、親のために、120%の愛情と献身を注いできた。
だけどアナタの本当の気持ちや欲求は200%で無視されてきたんです。
その関係は、一方通行です。
利用され、所有されることはあったとしても、アナタが求めている愛情は来ません。
<解決に向けて>
それには、アナタがひとりじゃないこと。
アナタの心と身体がひとりぼっちを感じていないことが大事なんです。
自分はひとりぼっちじゃない。
自分のことを、助けてくれる人はいる。
自分のことを、自分だけで守らなくてもいい。
心の中でその自分を信じることができる人が、自分の怖さも弱さも認めて、受け入れることができます。
自分を大事にすることができます。
人への思いやりを持つことができます。
アナタの怖さ。
本当の気持ち。
アナタはどうしてあげたいですか?