いつも自分がウソをついていると感じる人に必要なこと。

人間関係で、自分の思っていることと行動していることが違う。

これがそのまま悩みに繋がることってとても多いのではないかと思います。

苦手な人や嫌いな人に対して、

離れたい!

関わりたくない!

会いたくない!

距離を取りたい!

話したくない!

自分としてはそう思っているにも関わらず

実際は

親切に対応したり

優しく笑顔で話していたり

自分から近づいていたり

面倒を見ていたり

自分から会いにいったり

そんな行動をとっている自分がいる。

そうすると自分が段々とウソつきのように思えてくる。

それって、それくらい自分が分からなくなっているからなんです。

ウソつきは執着のはじまり!?

それは自分の気持ちの方に正直になって、

実際にそのイヤな人と離れることを想像すると怖くなる。

嫌いな人なのに関わらないと自分が寂しくなってしまう。

不快な人の面倒を見ていないと捨てられる気がする。

そのような不安や恐怖でいつも自分のイヤな気持ちを抑えて相手にとっていい人でいながら関係を続けているからだと思います。

これ。。。

本当は。。。

自分の方が

怒りながらも

恨みながらも

拗ねながらも

そのイヤな相手に自分の方が執着している状態なんです。

大人のイヤイヤ期

だってよくよく考えるととでも不思議なことなんです。

どうしてイヤな人と

仲良くしないといけないと感じているのでしょうか?

どうして嫌いな人に

好かれないといけないと思っているのでしょうか?

相手との関係はイヤなことばかりと思いながらも

離れるという選択はできるにも関わらず

実際には近づいて関係を持つのは、

今の自分がイヤと言いながらもその相手のことを

ずっと考えて自分の頭の中に置いています。

イヤな相手を自分の中に存在させているのはどうしてだと思いますか?

それは人生の通過点であるイヤイヤ期

つまり反抗期を安心して経験させてもらっていないのだと思います。

自分の意思や自己、

そういった自分という存在が築かれて育まれていくのを

心から喜んでもらえていないんです。

相手に受け入れてもらい、好意を持ってもらうためには

自分という存在を出さずに相手の全てを引き受けないといけない。

今でもそう

信じ込んでいるのではないでしょうか。

ウソつきの自分を卒業するには。。。

だからと言って、

これはイヤイヤ期を経験させてくれなかった親が悪いんだから!と

今の大人での人間関係でそのイヤイヤ期を発散させてしまうと

その人間関係は大変なことになりますよね。

当然相手は過去の自分の親への恨みを

発散させるために存在するのではありませんよね。

自分は安心して反抗することができなかったんだな。。。

そう気がついたらまずはその自分と親とは違う、という

そもそもの気持ちを自分が受け入れてあげたらいいと思います。

あなたとわたしは違う人間。

そう受け入れることが難しいなら、

今でも嫌いな人に好かれることで

捨てられてしまう不安や

ひとりぼっちにされてしまう怖さや

大事にしてもらえない寂しさや

自分を分かってもらえなかった悲しみや

自分の心を踏み躙られた怒りを

誤魔化そうとしているのではないでしょうか。

イヤイヤ期を終わらせるのは

誰かが自分の全てを受け入れてくれる時ではないとわたしは思います。

自分の感じてきた気持ちを自分が受け入れて引き受け

自分と相手が別の人間であると安心して感じられること。

これが大人のイヤイヤ期が終わることなのだとわたしは思います。

嫌いな人、イヤな人に

無理に好かれるための努力をして

疲れている人こそこの問題とぜひ向き合ってほしいと思います。