福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
あまり年末感はまだ感じられませんが、今年のカレンダーは確実にラスト1枚となりましたね。
今年も終わるなぁ。。。
わたしは、何だか言葉通りにあっという間に過ぎ去ってしまった2020年でした。
あれ???
もう終わっちゃうんですか???
という感覚です。
何かが終わる。
そう思った時、あなたは何を感じますか???
何かをして終わると虚しい。
やり終えると虚しい。
満足するかと思ったのに、感じるのは虚しさ。
何かをしてもしなくても、虚しさが消えない。。。
あなたも時に、ふとそんな「虚しさ」を感じる時はないでしょうか???
失った時や、悲しい時、ひとりを感じて寂しい時などにふと感じる感情ではあります。
しかし、物事をやり遂げた達成感や充実感ではなく、欲しいものを手に入れたはずなのに虚しい。
そんな風に感じることはないでしょうか???
今日はその虚しさの心理、
「ずっと虚しい。。。」というテーマで書いていきます。
虚しさ。
何かを失ったり、悲しかったり、不安だったりした時に虚しくなるというのはある程度分かる気もしますよね。
そのような状態の時に虚しさを感じるのは、当然かもしれません。
けれど、
やり終えたり、
達成したり、
望んだものを作り上げたのに、
虚しさを感じる。
どうして幸せや満足感ではなく、虚しさを感じてしまうんでしょうか???
<本当の問題は何か?>
ここに潜んでいるのは、共依存の問題です。
何をやっても虚しさを感じてしまう時。
それはあなたが
生きていることが虚しいと感じている時です。
生きることがずっと虚しい。。。
この感覚は、自分が生きている限り
誰かを喜ばせないといけない
誰かの期待に応えないといけない
誰かを満足させないといけない
という
誰かのために常に頑張らないといけないという感覚でもあるんです。
子どもは大好きな両親を常に幸せにしたいと思っています。
だから両親のために、時には自分を犠牲にしてまでも両親を幸せにしようと頑張ります。
親の期待に応えることで自分の価値ができるから。
そうすれば、それが叶えば、次は自分が両親からめいっぱい愛されるのだと信じて。
でも、親は親で、子どもは子どもです。
どれだけ頑張っても、子どもは子どもなんです。
両親の望みの全てを叶えることはできません。
その自分がどれだけ頑張っても両親を幸せにできない現実に、無力感を感じるんです。
いっときの間、満足させることができたとしても、すぐにまた次の期待が来る。
無駄と分かりながら頑張り続けないといけない。
それは生きることが虚しくなるのは当然です。
<このままだとどうなるか>
生きることが虚しくなる、それはどんな感情を感じて生きることに虚しさを感じているのでしょうか???
どうせ自分は、何を頑張っても愛されない。
その現実に直面することが何よりも怖いんです。
この現実を受け止められないんです。
なので、
最初から何をやっても無駄なのだと自分を虚しくするんです。
両親を諦め、求めても無駄だと自分に言い聞かせながら。
自分を虚しくして、
欲しいものを求めず、
自分の価値を消し、
両親を否定しながら、ずっと両親を自分の目の前に置き、
生きることに絶望して、
自分を幸せにせにせずに生きていくということになってしまいます。
自分の人生なんて、価値もなく、耐えるしかない、苦痛に満ちたもの。
人生とは虚しいもの。。。
自分で自分の人生をそう決めているんです。
<解決に向けて>
役に立たないと生きている心地がしなかった。
けれど両親がどれだけ不幸に見えたとしても、両親の不幸はあなたのせいではありません。
本当は両親は自分のことを愛してなんていない。
だけど本当は
愛されたかった。
大切にされたかった。
認めてほしかった。
そのあなたの本当の思いを、あなたがしっかりと受け止めて生きたいかどうか。
虚しさを認めて、
両親のために生きてきた自分
から
自分のために生きる自分へと
変わりたいのかどうか。
そこを見ていくことで、この問題は解決へと向かっていきます。
あなたの人生は、虚しいままでいいですか???
人生とは、虚しいもの。
そう決めたままでいいですか???
どれだけ耐えても、自分でそう決めている限り誰かがあなたの心の虚しさを取り去ってはくれないんです。
この人生の前提を、生き方を、変える。
自分がそう決めることで、あなたの人生は動き始めますよ。