福岡の心理セラピスト 前田ひとみです。
福岡で生まれ、不仲の両親の家庭でひとり娘として育ちます。
産まれてすぐに、母親の産後トラブルにより母の入院治療が必要となった為、母親と1年間ほど離れて暮らし、母方の祖父母と暮らします。
母親の退院と共に、父と母との生活へと変わり、その後父方の祖父母との同居が始まります。
父と母、母と祖父母というように、いつも家庭の中に誰かと誰かが肩越しに警戒しあうような雰囲気があり、幼少期は自分の愛着対象を持てずに、いつも落ち着かず虚しく空っぽな感覚で過ごします。
家族って何だろう?という思いをいつも抱き、自分が分からず家族を調整し、安心させることに必死な毎日。。。
そうすることで崩壊している家族への悲しみや怒りを見ないでよかったし、いつか大切な人は自分の目の前から消えていくという怖い感覚や不安を感じなくてもよかったんです。
自分のいいところしか見せられない友人関係、自分の思い通りにしたい異性関係、履歴書の職歴に入りきれないんじゃないかというくらい転職や職場を変える仕事関係。
自分の人生このままでいいのか、という不安を避けるように結婚に逃げます。
状況を整えてみたところで、現実は不満ばかりですぐに離婚します。
不安定な心に、次こそは!と言い聞かせて再婚。
世間の人が送るような生活を目指せば、シアワセになるはず!
家庭を持ったら次はこども!そうしたら安心!と意気込んでこどもを妊娠します。
もうこれで自分の人生は大丈夫だろうと思いました。
この子は、やっと来てくれたわたしの光だ!と自分のシアワセをこどもに委ねようとします。
自分以外の人にシアワセを求めると、その人が居なくなったと同時にそのシアワセも消えます。
こどもに委ねた希望が、ある日突然崩れます。
妊娠7か月、原因不明での子宮内胎児死亡による死産を経験します。
あまりのつらさに、心を消します。
愛する人は居なくなる。。。
信じるものなんて何もない。。。
誰も助けてなんてくれない。。。
もう生きるのがつらい。。。
そんな思いを募らせ、爆発させ、自分のせいなんだと怒りを自分へ向けます。
ひきこもりのような生活を送るどん底状態でいる時に、大鶴和江氏が生み出した「リトリーブサイコセラピー」という心の帰る場所に出会います。
ここで本当の安心という感覚を知り、人とつながりなおせることを経験します。
どれだけ頭の中で考えても答えがなく、応えてもらえなかった想い達が、ひとつひとつ仲直りしていくように手をつなぎ、腑に落ちていきました。
今、自分に何が起こっているのか、
どんな気持ちを隠してきたのか、
どうしてイヤなはずなのに続けているのか、
これからどう生きたいたいのか。。。
こんなに自分に丁寧に向き合う時間を、自分を大切に扱う経験を、このリトリーブサイコセラピーに出会うまでしたことはありませんでした。
深い悲しみは、いつしか太く強い願いのような意志となりました。
そしてそれは「生きる喜びが湧くチカラ」となることを感じることができるようになりました。
不安や恐怖を抑え込んで頑張ることで理想の自分になるのではなく、不安や恐怖こそ自分が受け止め感じていくことで自分自身を生きていくことができるようになります。
それほど、愛着や自己肯定感というのは自分の思っている以上に、自分の人生を左右しているんです。
リトリーブサイコセラピーを通じて、たくさんの方の自分自身の元々持っている
存在感
価値感
心の傷
生きるチカラ
が回復し、
自分への安心
自分への信頼
自分への愛情
を取り戻す過程を一緒に育みます。