不幸のプライド

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

 

セミが元気に鳴いている福岡です。

 

コロナも気にせず、しっかり三密です。

 

外での密集なのが幸いです。

部屋で密ろうものなら、あの激しい鳴き声にこちらが泣きたくなります。

 

欲を言うならば、そんなに木に密らなくても。。。

もっと広いところで伸び伸び鳴いた方が幸せやろうに。。。

なんて思ってしまいますが、セミからすれば外敵から身を守ったり、繁殖したりするために木に密でいる方が幸せなんですよね。

 

自分の望む幸せ。

誰もが自分の幸せを望みますよね。

 

それなのに、あなたはこんなことはないですか?

  • なぜかいつも自分は不幸
  • 上手くいきそうになると悪いことが起こる
  • あと少しのところで叶わない
  • 誰も自分を分かってくれない
  • 人生で苦労が絶えない
  • 自分ばかり損をする
  • 越えられる人にしかこの不幸は来ないと苦難を乗り越えてきた
  • 不幸や苦労をしてきたからこそ今の自分があると思う
  • いつも最悪の状態を想定して行動している

 

そう。。。

幸せがいいのに、なぜか自分は不幸なことが多い。。。

幸せになりたいのに!!!

 

 

今日はそんな不幸だらけの人生の心理、

「不幸のプライド」と言うテーマで書いていきます。

どうやったら幸せになれるのかを考えて生きているのに、なんで不幸がプライドなん?と思いますよね。

 

 

幸せになりたいと思いつつ、いつも不幸。。。

そもそも、幸せになりたいと自分が望めば、誰でも自分にとって幸せな選択を選びます。

 

それが

誰かのため

何かのため

周りのため

と言う自分以外の幸せのための決断をした時、人は「分かってくれない。。。」という思いを募らせていきます。

 

 

この「分かってくれない」こそが、他人に自分を求めている合図です。

 

自分が幸せになりたいと思いながら、自分以外の幸せを求めているんです。

 

<本当の問題は何か?>

 

ここにあるのは自己愛の問題です。

 

自分を自分で大切にする。

自分を自分で幸せにする。

幼少期に親から自分に大きな愛情を向けてもらうと、自然と自分が自分を愛することができるようになっていきます。

 

それが、子どもが子どもとして幼少期を過ごすことができず、

親のため

きょうだいのため

家族のため

の幸せばかりを押し付けられると、自分で自分を大切な存在と思うことができず、必要以上に自分を大きな存在として扱うことで自分を保とうとします。

 

自分は特別な存在。

そう思うことで自分が保てるし、辛い現実に直面しなくていいんです。

 

これが自己愛の傷つきです。

 

自分を抑え、相手のために尽くしているのに全く報われない。

誰にも分かってもらえないという悲しみは、大きな怒りや恨みへと変わっていきます。

 

周りのヤツらなんかに、この優れたわたしのことが分かるはずがない。

分かれるものなら分かってみろ!という周りへの攻撃性が生まれます。

 

わたしがやれば、やってやれないことはない!

やればできる!やらないだけ。

周りが無能でわたしの実力に気がついてないだけ。

 

と、自分に起こる不幸を人のせいにしていくようになるんです。

 

自分が正しいことを、周りから認められたいんです。

 

自分を認めてもらう。

そのために「わたしは不幸」を握りしめるんです。

周りから認めてもらうために、不幸で苦労している自分にしがみ付いてしまうんです。

 

そうして周りや人の関心を自分に向けたいんです。

 

 

<このままだとどうなるか?>

相手からの評価

周りから見た自分の価値

を何より大切にするようになります。

 

周りや人から認めてもらい、自分の価値を感じるためにはずっと不幸な自分でいないといけなくなります。

 

この不幸のおかげで強くなった

この不幸があったから頑張れる

この不幸があれば行きてていい

 

不幸で生きる自分にメリットがあるんです。

 

なので

不幸でいることが幸せ

不幸でいることが安心

不幸でいれば認めてもらえる

と本心では思っているので、

今のままの不幸をずっとずっと続けることになってしまいます。

 

不幸を自分で演じてしまい、それを生きる糧にしながら生きていくことになってしまいます。

 

 

<解決に向けて>

あなたが本当に不幸な自分から抜け出したいと思ったら、まずは自分に聞いてみてください。

 

わたしは不幸じゃなくなったら、どうしたいんだろう?

わたしは幸せになったら、どうなりたいんだろう?

 

自分という存在をなくして親に尽くしてきた。

本当にあなたが怒っているのは、その親に対してなんです。

 

その怒りや恨み。

そこは癒していくもので、生きる力には変えられないんです。

 

親の感情

親の感覚

親の人生観

で生きてきたことに気がつくのは、とても怖いことです。

 

それなら不幸な自分で居ながら、親との関わりを感じている方がラクで安定しています。

 

親のせいにしながら、責めている方がラクでいられるんです。

 

でも。。。

相手を責め立てることでようやく向けられる関心は、愛情ではないんです。

 

不幸をプライドに変えて生きていくか

幸せを自分で作りながら生きていくか

 

どうするかは、あなたが自分で選ぶことができますよ。

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