福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
ソーシャルディスタンスが言われるようになって、もう1年以上経ちましたね。
人との距離をできる限り保つ。
その影響を多くの人が受けていますよね。
人との距離感を
ぬくもり
親密さ
絆
と感じている人は、人と距離感を遠く感じたかもしれません。
反対に、人との距離感が
重さ
縛り
期待
と感じている人は、関わらないでいいことにはホッとしながらも、どこかで不全かんを感じたりしたかもしれませんね。
近くても遠くても、なんだかしっくりとこない人との距離感。
今日はそんな、人と関わる時のアナタがいつも取っている距離感の心理、
「心地いい距離感とは???」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
人との距離が近い。
人との距離が遠い。
そもそも距離感というものが分からない。
そんな人との距離感に悩む方、多いのではないでしょうか。
これ、実は愛着の問題が潜んでいるんです。
距離感は、時によって、相手によって変わるものです。
- 自分は心地いいけど、相手は不快。
- 自分は不快だけど、相手は心地いい。
- 自分も相手も、不快。
これは、人との距離感が分からない状態です。
だから、
- 自分も相手も心地いい
そういう距離感で人と付き合いたい。
けれど、
自分にとって
相手にとって
心地いい距離感が分からない。
近すぎたり、遠すぎたり、どちらかを行き来したりして、もう人との付き合いそのものが分からなくなってしまう。。。
これって、
大人になっての人との距離感は、小さい頃の母親との距離感と関わっているからなんです。
アナタが子どもの頃に母親との距離が近かったと感じていたなら、今現在も人との距離感が近い傾向にあります。
反対にアナタが母親との距離が遠かったと感じていたなら、今現在も人との距離感が遠い傾向になるんですね。
これが、お互いにとって心地いい距離感のうちはいいんですが、
近すぎて重い。。。
遠すぎて寂しい。。。
だから真逆をやってみようとするけど、それも苦しくなってやめてしまう。
これでは人との心地いい距離感なんて分かるはずがありませんよね。
<このままだとどうなるか>
人との距離を
近づけると苦しくなって遠ざける。
遠くなると寂しくなって近づいていく。
これをずっと繰り返すだけで、アナタは自分の心地よい距離をずっと分からず、人との関わりそのものを面倒に感じて、避けるようになってしまうんです。
人との距離が分からず避けたままでいると、アナタはひとりで孤独を抱えて生きていくことになります。
ひとりは
寂しい
苦しい
つらい
と感じながらも、
距離感が分からずに不快な思いを感じたくなくて、自分から孤独を選んでしまいます。
アナタはこれからの人生を、ずっと孤独のままで過ごしたいでしょうか?
人との距離が分からない、それはアナタが自分自身を見失っている状態です。
母親との関係において、
相手が正しい
自分より相手を大切にするもの
自分の気持ちは間違っている
という関係が成立していると、アナタは自分自身という存在を抑えて、無くすことが相手との関係を保つということになっていきます。
自分の心の中に、自分ではなく他人を存在させているんです。
なので、人の意見に流されやすくなったり、自分の意見そのものが分からなくなったりします。
なので当然、人との関係は
脆く
壊れやすく
危うい
不安定なものになっていくんです。
母親との距離感が不安定だと、人との距離感も不安定になります。
お母さんのことがわからない。。。その不安な気持ちの積み重ねは、段々と自分のことが分からない、という気持ちを作っていきます。
自分という存在が分からず、心には自分以外の他人しか住んでいない。
自分という人間や存在が何なのか、分からないまま過ごしていくんです。
<解決に向けて>
まずはアナタがアナタに、
自分はどうしたいのか?
自分はどう感じているのか?
自分はどうありたいのか?
を自分に聞くことです。
自分を感じたくないから、アナタは人との距離も感じたくなくて分からなくしているんです。
自分を感じなければ、
人との関係で生まれる
イザコザの怒り
面倒くさい怖さ
しがらみという抑圧
自分の至らなさや失敗
嫌われる悲しみ
などを感じなくていいし、
それがアナタを守る唯一の方法になっているんです。
けれど、その守り方の先に待っているのは孤独です。。。
アナタは本当にその守り方のままでいいでしょうか?
人との距離感が分からないのは、自分という存在が分からないから。
そこから、自分と人との違いが分かるようになり、自分の中に自分でいていい安心感が生まれます。
そうやって自分とも、人とも距離感が分かるようになっていきますよ。
自分との距離をアナタがまずは取り戻しましょう!
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