福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
毎日、暑うございます。。。
それでも子ども達は元気に遊ぶので、本当にすごいなあと溶けそうな大人は思います。。。
そんな子ども達も、当然ケンカはあります。
自分1人が遊びたい遊びと、友達が遊びたい遊びが違ったりします。
「⚪︎⚪︎くんとボールで遊びたい!」
けれど、当の⚪︎⚪︎くんはブロックで遊んでいる。
「一緒にボールで遊ぼう!」
これで⚪︎⚪︎くんが「いいよ。」となればいいですが、ブロックで遊んでいるから断ることもあります。
その時、
「ぼくがボールで遊びたいから、ボールで遊ぼうよ!」
となるとケンカが起こります。
自分がこう思うんだから、相手もこう思うはず。
相手はきっとこうしたいはず。
自分を中心にしか考えられない子どもが、社会性を身につけていく段階で自分と相手とは違うのだと学んでいくのと違い、大人が相手を決めつけるということをすると、もちろん相手が違う思いの場合は関係が上手くいきませんよね。
アナタは、
関係がこじれることが何度もありながらも、人や物事を決めつけることってありませんか???
今日はそんな人や物事を決めつけてしまう心理、
「人を決めつけてしまう。。。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
ここにあるのは、共依存の問題です。
自分と相手は違う人間。
ここをアナタが体感で分かっていないと、「人を決めつけてはいけない。」と言葉では分かりながらも、実際には自分の思いを相手に重ねたり、反対に相手に全てを委ねて、いわゆる自分がない状態になります。
もちろん、アナタ自身の親子関係が
親のいう通りにしか生きることが許されなかった、
親がかわいそうでずっと助けてきた、
親の心理的なお世話をしてきた、
ということがあるかと思います。
ですが、大人になった今でもアナタがこの「人を決めつける」という感覚を持って行動をしているということが問題になっているんです。
アナタは人を決めつけないと何が起こってしまうんでしょうか?
恐らく決めつけていないと、とてつもなく不安や恐怖を感じてしまうのではないでしょうか。
相手を決めつけて、相手のことを分かっておかないと不安。。。
相手のことが分からないと、どうしていいか分からない怖さ。。。
これを避けたくて、相手のことを決めつけているんです。
不安なら相手に聞く。
分からないから相手に聞く。
ということができないんです。
本当は、相手の本当の姿が分かってしまうことが怖くてたまらないんですね。
<このままだとどうなるか>
相手のことを相手に尋ねることをせずに決めつける訳ですから、
関係が壊れたり
不穏な空気が流れたり
揉めたり
疎遠になったり
相手からせめられたり
ということが起こります。
そうすると、アナタは
相手は何も分かっていない!
こんなに相手のことを考えているのに!
どうせ自分は分かってもらえない!
という不満を募らせていきます。
自分から相手に歩み寄ることはせずに、自分から相手を遠ざけて離していくんです。
そうすると、アナタはどうなっていくでしょうか?
そうならないように
相手のことを決めつけて、
相手が分かった感覚になり、
相手と繋がろうとしたつもりが。。。
結局は孤独でいつもひとりぼっちな自分をずっと感じて生きていくことになるんです。
<解決に向けて>
避けるつもりが、避けきれていない。
相手を決めつけることで安心したかったのに、待っているのは孤独。
近づいているつもりが、自分から遠ざけている。
この事実ってイヤですよね。
そこまでして相手の本当の姿を知りたくないのは、アナタにとって人間関係そのものが、
人を理解することは相手の全てを受け入れること
人に近づくことは相手の全てを受け止めること
人と関係を深めることは相手の全てを飲み込むこと
という思い込みがあるのかもしれません。
だから
相手を分かること
相手を知ること
相手と関係を深めること
に不安や恐怖を抱いてしまうんです。
相手を決めつけないと、自分が保てないから。。。
本当は、そんなことをしなくても人との関係は築いて育てていけるんです。
けれどそう信じることでアナタはアナタが傷ついたり、壊れたりしないように保っているんです。
そのアナタの不安や恐怖そのものを、
アナタが見ていく。
アナタが感じる。
アナタが受け止める。
そうしていくことでこの問題は解決へと向かっていきますよ。