福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田ひとみです。
先日、お店の中で、赤ちゃんがずっと泣いておりました。
恐らくですが、眠かったのではないかと思われます。保育士のカンですが。。。
それはもう、ぐずっておりました。
ぐずりまくっておりました。
そう。求めてたんです、お母さんを。
残念ながら、お母さんは食材探しに大忙しでなかなか赤ちゃんの欲求には応えられません。
買い物が終わったあとに、しっかり抱っこされて眠りについたことを願うばかりなり、でした。
赤ちゃんや子どもは、このように不快を感じると泣いたり怒ったりします。
そしてその時に母親からの拒絶を感じると、よりはっきりと不快感を感じます。
そこで怒られたりしたら、不快はMAXです。
拒絶の不快感を感じながらも、それでも自分ひとりではこの不快感をどうすることもできないので、やはり母親に何とかしてもらいたくて、愛情を求めます。
すると不快と愛情を求める相反する気持ちが同時に起こります。
このように相反する気持ちが起こると、人は葛藤します。
そんな時、どうしていいか分からず、身動きが取れなくなってしまうんです。
今日はそんな相反する気持ちの葛藤の心理、
「どうしていいか分からない。。。」
というテーマで書いていきます。
<本当の問題は何か>
どうしていいか分からずに、
身動きが取れなかったり
、立ち尽くしてしまったり、
何も考えないようにしたり、
そこから逃げたり。。。
そのように不安に圧倒されるのは、アナタの中に愛着、自己信頼感が育っていないからです。
自分には、
不安
不快感
恐怖心
をどうすることもできない。
自分には受け止めるチカラがないと思っているんです。
幼少期に、不快感を泣いても、叫んでも、怒っても、どうやっても受け止めてもらえなかったんです。
一緒に解決してもらえなかったんです。
助けてほしいのに、守ってほしいのに、
自分自身で自分を守らなければいけなかった。
けれど、自分をどう守っていいのか分からなかった。
自分には何も出来ない無力感。
その不安こそが、
「どうしていいか分からない。。。」という不快な葛藤を引き起こします。
幼少期から、不快感を感じながらも、助けてほしい人に守ってもらっていない不安。
そのことに不満を感じながらも、不満を表現することが許されず、不安も、不満も自分の中に閉じ込めたままになっているんです。
葛藤が起こるのは、今、アナタの心に不快感があるということです。
<このままだとどうなるか>
葛藤に立ち向かえないと、アナタはずっと葛藤という心の混乱の中に居続けることになります。
なので、不安や不快感な恐怖に対していつも身構えながら過ごしていかないけなくなります。
不安がいつまでも解決しないから、いつまでもずっと不安に囚われてしまうようになってしまいます。
自分には自分を守るチカラなんてないと思い知らされているのに、自分で自分を守らないといけない不安と不満の世界に、ひとりで取り残されてしまうことになるんです。
<解決に向けて>
まずは、アナタが自分だけで自分のことを守ろうとしないことです。
欲しいって言えない。
助けてって求められない。
安心させてって伝えられない。
だからずっとアナタは不安だったんです。
求めてしまうと、
失うかもしれない。
そう信じて、自分を抑えてきたのかもしれません。
けれど、それで今アナタは幸せでしょうか?
失わないようにひとりで踏ん張って、何とか手に入れようとした安心は感じられているでしょうか?
アナタはもうとっくに失ってはいませんか?
失ったままの自分でいいですか?